共産党・志位氏、自衛隊巡る主張が“今までと違う”指摘に反論 「都合良すぎ」「理論破綻」批判の声も

自衛隊巡る共産党・志位和夫氏の主張に矛盾指摘 反論も「都合良すぎ」と批判の声

記事まとめ

  • 共産党の志位和夫委員長は、主権侵害があれば「自衛隊使い命と主権守る」と語っていた
  • これに自民党は「今までと180度違う」と指摘していたが、志位氏はこれに反論
  • 矛盾はないと主張したが、ネット上では「都合良すぎ」「理論破綻」との声があがった

共産党・志位氏、自衛隊巡る主張が“今までと違う”指摘に反論 「都合良すぎ」「理論破綻」批判の声も

共産党・志位氏、自衛隊巡る主張が“今までと違う”指摘に反論 「都合良すぎ」「理論破綻」批判の声も

志位和夫氏の公式Twitterより https://mobile.twitter.com/shiikazuo/

日本共産党志位和夫委員長が8日、自身の公式ツイッターに投稿した内容が話題となっている。

 志位委員長は『読売新聞オンライン』が同日に報じた「共産・志位委員長、主権侵害あれば『自衛隊使い命と主権守る』…自民『今までと180度違う』」とのニュースを引用し、「自衛隊をすぐになくすという方針でなく、段階的解消という方針をとっており、その過程で侵略を受けたら活用すると言明してきています」とツイートした。

 さらに「『綱領と違う』と非難する前に綱領をよく読んで」と注文をつけた。
 同記事によると、志位委員長は7日に開かれた党の会合で「『急迫不正の主権侵害が起こった場合には、自衛隊を含めてあらゆる手段を行使して、国民の命と日本の主権を守りぬくのが党の立場だ』と述べた」とし、自民・公明与党からは「今まで言ってきたことと全く違う」と批判の声があるようだ。

 共産党の綱領の「民主主義革命と民主連合政府」の章には「国の独立・安全保障・外交の分野で」として、次の文がある。
 
 「自衛隊については、海外派兵立法をやめ、軍縮の措置をとる。安保条約廃棄後のアジア情勢の新しい展開を踏まえつつ、国民の合意での憲法第九条の完全実施(自衛隊の解消)に向かっての前進をはかる」

 このように、綱領では自衛隊の解消を位置付けており、志位委員長が話した「自衛隊を含めてあらゆる手段を行使して、国民の命と日本の主権を守りぬくのが党の立場だ」との内容とは異なる方針である。これに対し、綱領で述べているのは段階的解消を指し、存在している間は自衛隊を活用すると述べたまでで、矛盾はないと主張しているようだ。

 このツイートにネット上では「言い訳にほかならない」「都合が良すぎ」「中国、ロシア、北朝鮮に囲まれた日本で、自衛隊を段階的に解消していくのか?」「理論破綻だ」「段階的解消で自衛隊が無くなった場合、その時は誰が日本を守るのか」という厳しい声が相次いでいる。

記事内の引用について
志位和夫氏の公式Twitterより https://mobile.twitter.com/shiikazuo/
日本共産党綱領WEBサイト
https://www.jcp.or.jp/web_jcp/html/Koryo/

文/宮沢 美記男

関連記事(外部サイト)