87歳男、刃渡り8cmのハサミを持ち徘徊し女性介護士の胸を刺す【キレる高齢者事件簿】

87歳男、刃渡り8cmのハサミを持ち徘徊し女性介護士の胸を刺す【キレる高齢者事件簿】

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 介護の現場は我々の想像以上に過酷。しかも、介護士の給与がかなり低いため、トラブルが数多く発生している。

 その原因と言われるのが、モンスターと化した老人たち。認知症になると理性を失い、セクハラや暴言などの行動に出ることもあり、介護に携わる職員を疲弊させる。中でも、認知症の老人が介護士に暴挙を働く事案は、数多く発生している。

 2018年5月、モンスターの極みとも言うべき事件が発生した。群馬県高崎新町の特別養護老人ホームに、認知症を患い入所していた87歳の男が、刃渡り8センチのハサミを持ち、施設内を徘徊。これを見た23歳の女性介護士が注意したところ、男は突然介護士の左胸にハサミを突き刺したのだ。

 幸い命に別状はなかったが、女性は一週間の軽傷を負う。男は取り押さえられ、殺人未遂容疑で警察官に現行犯逮捕された。この男は重度の認知症を患っており、これまでにも男性職員に対し、鍋で殴る、暴言を吐く、脱走するなど度々問題行動をしていた。なお、男は警察の取り調べに対し、「俺はやっていない」などと、容疑を否認している。

 認知症は自分自身が何であるかを忘れ、理性を失ってしまう。従って、介護施設などではこのような殺人未遂事件は稀だとしても、介護士への暴力や暴言、そして介護士や入居者へのセクハラが横行。しかし、入居者は「お客様」ということもあり、「強く出ない」事業者も多く、介護士だけが我慢している状態の施設も多いようだ。

 この事件が発生した際も、「今後この手の事件は増えると思う」「事業者が責任を放棄してすべてを介護士任せにしているのは危険」「起こるべくして起こった事件」との声が上がる。そして、女性介護士について、「しっかりケアするべきだ」「トラウマになって働けなくなったのではないか」「退職後の世話をするべきだ」などと、事業者への批判や慮る声が上がった。

 高齢化社会を迎える中で、キレる認知症患者が後を絶たない。このような人物については、介護施設からの退所や速やかな警察への通報・逮捕、そして介護士へのケアが求められる。

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