歌舞伎町のラブホテルで連続した殺人事件、被害者に共通した奇妙な特徴とは【未解決事件ファイル】

歌舞伎町のラブホテルで連続した殺人事件、被害者に共通した奇妙な特徴とは【未解決事件ファイル】

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 1981年6月25日、東京都新宿区歌舞伎町にあるホテルで、当時30歳のホステスAさんが男に首を絞められる事件が発生した。この年、3月から歌舞伎町内のホテルで同様の事件が3件発生しており、これで4件目。同一犯の可能性が疑われたが、いずれの事件も時効が成立している。なお、4件とも事件現場となったホテルは別だ。一体犯人は何者だったのだろうか。

 第一の事件は3月20日。当時33歳のホステスBさんが、ラブホテルの一室で首を絞められて殺されているのを従業員が発見した。Bさんは男と一緒にチェックインしたものの、先に男一人だけ退出したのが確認されている。

 第二の事件は4月25日。被害者は当時20歳前後の女性Cさん。パンティストッキングで絞殺されているのを従業員が発見した。遺留品はイヤリング、サンダル、タバコ、ライターしかなく、身元を示すようなものは残されていなかったという。そのせいか、最後まで被害者の身元を割り出すことは出来なかった。

 第三の事件は6月14日。被害者は当時17歳の女性Dさん。パンティストッキングで首を絞められ意識を失っているところを従業員に発見された。発見された時、被害者は仮死状態だったが、病院に搬送された後に死亡した。Dさんは交際して1年になる恋人がおり、事件が起きる数時間前まで一緒にいたことが確認されている。事件前日、友人に「演劇関係に詳しい人と知り合ったのよ。ひょっとして私もタレントになれるかもね」と話していたというが、犯人との関連は分かっていない。

 そして、最後の事件が6月25日。Aさんは一緒にチェックインした男に突然首を絞められた。Aさんの抵抗により、幸いにも犯人は現金を奪っただけで逃走したという。その後、Aさんが警察に通報したことで事件が発覚した。

 これらの事件は、歌舞伎町のホテルで起きたという以外にも複数の共通点が見つかっている。1つ目は、殺害された被害者3人から覚せい剤が検出されたことだ。被害者の体から注射痕は見つかっていないことから、口か鼻から飲用したものとみられる。2つ目は犯行の手口。第二の事件と第三の事件はパンティストッキングで絞殺されており、第三の事件と第四の事件に至っては首の絞め方が酷似していることが警察の捜査で判明している。他にも、容疑者の特徴が「身長160cm台の30代のサラリーマン風の男性」という共通点があった。状況証拠などから、被害者はいずれも街中で犯人に声を掛けられてホテルについていったものと警察は推測しているが、男の素性は分かっていない。2020年5月現在も犯人は判明しておらず、同一犯かどうかは不明だ。

 1982年6月6日には、歌舞伎町でナンパされた女子中学生が男に殺害される事件が起きたが、未だ犯人は捕まっていない。監視カメラが普及されていない時代ということもあるが、連続して事件が未解決になっている理由は他にもあるのだろうか。

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