「バスに間に合わない」市職員、定時より早く退勤しタイムカードを代理打刻が常態化で316回に及ぶ

2分早く退勤316回の市職員を懲戒処分 「バスに間に合わない」という理由に憤りの声

記事まとめ

  • 船橋市教育委員会の生涯学習部出先機関の複数職員が、代理打刻を頼んで早帰りしていた
  • 59歳職員は定時より2分早く退庁して代理打刻させており、その回数は316回に及んだ
  • あと2分待てなかった理由は「バスに間に合わない」というもので、職員は懲戒処分に

「バスに間に合わない」市職員、定時より早く退勤しタイムカードを代理打刻が常態化で316回に及ぶ

「バスに間に合わない」市職員、定時より早く退勤しタイムカードを代理打刻が常態化で316回に及ぶ

画像はイメージです

 千葉県船橋市教育委員会の生涯学習部出先機関に勤務する複数の職員がタイムカードの打刻を他の職員に頼み、早帰りしていたことがわかった。

 教育委員会によると、出先機関で勤務管理を担当していた課長補佐級の59歳女性職員が2019年から今年1月にかけ、定時の17時15分より2分早く退庁。そして残った職員にICカード式のタイムカードを打刻させていた。その回数は、316回にも及んだという。

 女性職員はなぜ「あと2分」が待てなかったのか。教育委員会の調査に対し、「終業時刻の17時15分だと17分のバスで帰宅できないため」と話したという。次のバスは30分後だったとのことで、「早く帰りたい」という気持ちが、不正行為を生んだ模様だ。

 女は率先して不正を働いていたようで、同じバスに乗る27歳の主事級男性職員と60代の会計年度任用女性職員2人も同様に早帰りし、4人が代理打刻をしていたことも判明している。

 船橋市教育委員会は、主導的役割を果たしてきた59歳の課長補佐級女性職員を3か月間減給10分の1の懲戒処分に。そして同様の行為をした3人に訓告、代理打刻をしていた4人を厳重注意処分とする。また、減給とは別に約13万7000円の返還も求めていく方針だ。

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 「バスに間に合わない」という理由でタイムカードを誤魔化す行為。なんとも姑息に思えてしまうが、このような事案は2019年、埼玉県川口市の教育委員会でも発生している。生産学習部北スポーツセンター主査だった当時41歳の職員が、2018年1月から2019年2月にかけ、定時の17時15分より5分早く退勤する行為を繰り返していた。このケースも、次のバスは30分後だった。

 あり得ないと言わざるを得ない行為に、「民間では考えられない。処分も普通ならクビだと思う」「30分くらい時間潰せないの?」「決まり事は守ろうよ」という憤りの声が上がる。

 一方で、「こういう事情があるのなら、始業を2分早めればいいじゃないか」「教育委員会は時間を守らないというけれど、始業時間よりも早く来ている人もいるんだし、勤務体制を見直せばよかったのではないか」「時間縛りはいい加減やめてほしい」という指摘も出た。

 ネット上では意見が分かれているが、課長補佐級の職員で、勤務管理を担当していた人物なら、始業時間を早めるよう交渉するなどできたはず。一連の行動は、不適切と言わざるをえない。

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