受験ノイローゼで母親を殺害し火を付けた高校生【衝撃の未成年犯罪事件簿】

受験ノイローゼで母親を殺害し火を付けた高校生【衝撃の未成年犯罪事件簿】

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 2021年2月、滋賀県内で実の母親を殺害した34歳女性の懲役10年の判決が確定した。

 この女性は2018年3月に母親を殺害し、ノコギリを使ってバラバラにした上で河川敷に遺棄した罪で逮捕されたのだが、今年になって彼女の動機が大きな話題を呼んだ。

 彼女は母親から「教育虐待」を受けており、母親から「国公立大の医学部医学科に入学するように」と強く言われ、9年間に渡り進路のことで自由を奪われていたという。

 未成年犯罪の中でも、受験ノイローゼでの殺人は数多く、有名な事件ではテレビドラマの題材にもなった「神奈川金属バット殺人事件」などがある。これは1980年、当時20歳の男性が受験によるプレッシャーから父母の2人を金属バットで殴り殺した事件であり、高校生・浪人生の受験ノイローゼは当時大きな社会問題として扱われていた。

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 だが、受験ノイローゼの事件は1980年の金属バット事件が始まりではない。

 1964年5月、新潟県某市の住宅街で火災が発生。火元とされる住宅の倉庫からは家主の妻が焼死体で発見された。

 この倉庫はこの家の高校生の息子の勉強部屋として使われており、二階に机があった。普段、母親はこの倉庫には近づかないはずなので、警察は高校生の行方を捜したところ、近くの公園の池で聖書を持ったまま立ち尽くしている姿で発見された。

 警察は高校生に事情を聴くと、「自分が母親を殺し倉庫に火を付けた」という。この高校生は地元の高校では成績は常に上位。有名大学への受験が期待されていたが、そのプレッシャーに耐えられず、「もう早く寝なさい」と様子を見に来た母親の声に思わずカッとなり、首を絞めて殺したという。

 そして、高校生は倉庫に灯油を撒き、聖書だけを抱え火を付け逃走。公園で自殺も考え、手首を切ったが死に切れなかったという。

 このような受験ノイローゼに関する事件は戦後から多く、今に始まったものではないのだ。

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