市職員、廃棄予定の小屋を自宅に移設し減給処分「もったいないので譲り受けたかった」同情の声も

市職員、廃棄予定の小屋を自宅に移設し減給処分「もったいないので譲り受けたかった」同情の声も

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 山形県尾花沢市の40代課長補佐級の男性職員が、旧庁舎に設置されていた小屋を勝手に自宅に移設したとして、減給処分を受けたことが判明。その行動と処分に驚きが広がった。

 尾花沢市の発表によると、小屋は元々バスの待合所として使用されていたもので、職員らの喫煙所に使われていた。庁舎の移転に伴い、解体され撤去される予定だったが、40代男性職員が約10万円を支払い、業者を手配。クレーンで吊り上げてトラックに載せ、自宅に運び込んだ。

 今月15日になり、尾花沢市長の元に匿名で事実を告発する文書が届けられ、事態が発覚。市が調査したところ、40代男性職員が小屋の処分を担当していた係長級の30代男性職員に相談を持ちかけていたこともわかった。

 40代男性職員は市の調査に対し、「もったいないので譲り受けたかった」と話しているという。運んだ小屋は木造で、高さ約3.5メートル、幅3.6メートルの大きさ。10万円を支払ってまで自宅に運び込むとは、かなりの労力と愛着心だ。

 尾花沢市は19日、この行為が不適切として、40代男性職員を減給10分の1(3か月)に。そして、相談を持ちかけられた30代男性職員も減給10分の1(1か月)とし、管理監督責任のあった職員4人を戒告や厳重注意とした。

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 なんとも謎めいた事案に、「自費で撤去しているなら尾花沢市も良かったんじゃないかと思うのだが…。一応話も通しているし、処分はかわいそう」「何が悪いのかわからない。捨てるなら自分がもらうということでしょうに」「捨てるものをもらって何がマズイのか」と職員に同情的な声が上がる。

 一方で、「尾花沢市のものなら、しっかりと手続きを踏むべきでは。職員も上に話を上げるべきだったし、許可を得てから移設するべきだった」「廃棄されることは、この職員だけが知っている。これは横領でしかない」と厳しい指摘も出た。

 違うやり方があったようにも思える今回の事案。市が不適切と判断した以上、処分も致し方なしということか。

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