留守番中の女児を襲った凶悪犯、頭蓋骨を陥没させるほどの悪意と家族を襲ったデマ【未解決事件ファイル】

留守番中の女児を襲った凶悪犯、頭蓋骨を陥没させるほどの悪意と家族を襲ったデマ【未解決事件ファイル】

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 2019年7月25日、愛知県美浜町の閑静な住宅街で留守番中の女児が何者かに襲われる事件が発生した。一時は意識不明の重体に陥ったが、その後回復。しかし、今度は被害者家族が犯人扱いされるトラブルに巻き込まれることに。一体何が起きたのか。

 事件が起きたのは地元小学校が夏休みに入ったばかりの時期。被害に遭ったのは両親と暮らす当時小学2年生のAさん。事件当日、仕事に出かけた父と、午前8時過ぎから買い物に出かけた母親を見送り、Aさんは一人自宅で留守番をしていた。

 異変が起きたのは母親が帰宅した正午過ぎ。昼食の時間ということもあり、母親がAさんのいる寝室に向かうと信じがたい光景が広がっていた。部屋に着くと足元にAさんが倒れており、その周辺に血痕が残されていたという。頭から血を流し、意識がないAさん。気が動転した母親は、いすが倒れていたことから「子どもがいすから落ちて頭をけがしている」と消防に通報した。

 すぐにAさんは救急車で病院へ搬送され、幸いにも一命を取り留める。しかし、治療にあたった医師はAさんのけがが事故で発生するものではないことに気付く。頭蓋骨の陥没骨折に加え、顔や体に複数の打撲痕が見つかったのだ。いすから落ちてできた傷ではなかった。Aさんは何者かに殴打されていた。医師の診断を受けて愛知県警は「事故として不自然」と判断し、捜査本部を設置した。

 警察はAさん宅の現場検証、そして周辺への聞き込み捜査を開始。すると、Aさん宅から家族以外のサンダルの足跡が見つかった。その足跡は土足のまま玄関を通り、一直線でAさんがいた寝室に向かっていたことが判明。事件当時、Aさん宅は無施錠だった。愛知県警は事件発生から1年後に犯人が履いていたとみられる同じ種類のサンダルを公開している。サイズは22センチだが、Aさん宅では誰もこのサイズのサンダルを所持していなかった。

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 一体犯人は何者なのだろうか。警察は捜査を続けたが、犯人に関する手掛かりはサンダルを除けばほとんど見つからなかった。事件に進展はみられず、時間だけが過ぎていく中、ネット上では事件に関する噂が飛び交うようになる。「犯人は母親ではないか」という事実無根の情報だ。母親が事故を疑って通報したことを受けての書き込みだろう。「虐待があったのでは」「煙草によるやけど」という書き込みがブログや掲示板に続いた。

 奇跡的な回復を遂げたAさんは事件から4カ月後の11月に後遺症もなく無事退院することができた。しかし、家族は現在も事実無根の書き込みに苦しめられているという。娘の被害、そしてネット上のデマ。楽しい夏休みを送るはずだった一家を襲った犯人は今何をしているのだろうか。目的は何だったのか。

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