年下夫の夫婦は不満が溜まりやすい? 離婚に至ってしまう理由とは

年下夫の夫婦は不満が溜まりやすい? 離婚に至ってしまう理由とは

メイプル超合金・安藤なつ

 女優の熊谷真実が6月29日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、今年3月に離婚したことについて語った。熊谷の元夫は書道家の中澤希水氏で、熊谷よりも18才年下。2人は1年更新の「契約結婚」という形をとっていたが、今年は中澤氏の方から契約解除を提案されたという。その主な理由は、「将来の考え方の相違」あるいは「老後の景色が見えなかった」というところにあったようだ。

 同じく29日、お笑いコンビ・メイプル超合金の安藤なつが、2019年に結婚した6歳年下の一般人男性と離婚調停中であることが明らかになった。こちらは調停中ということもあって、本人から詳しい理由は明かされていない。

 熊谷や安藤のような年下夫と年上妻の夫婦といえば、特に女性から羨望の的になる一方、離婚のリスクが高いことを不安視されることも少なくない。熊谷は同番組で、「私たちの場合は年齢も違うし、お互いにアーティストだし、年契もありだよねみたいな感じで一緒になった」と、別れる可能性を考慮し契約結婚の形をとっていたことを示唆しており、結婚した本人らも当初から不安を抱えていることが分かる。

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 熊谷が危惧していたように、年下夫と年上妻の結婚には、危機に陥りやすいのだろうか。年下夫と年上妻のカップルにおいては、人生経験が豊富な年上妻がすすんで夫婦生活をリードする傾向が強いと言われている。しかし、そのうちリードする側でい続けることに疲れてしまうという女性の訴えは多く、特に子どもがいる夫婦の場合は、年下夫が子どもと同じように頻繁に甘えてきたり、生活に対して受け身な姿勢が多いと、夫というよりも子どものように見えてしまい、負担に感じることがあるという。「かわいい」と思えることが多い反面、精神的な幼さが頼りなく思え、不満につながってしまうようだ。

 一方で、年下夫の方も、年上妻を母親同然のように思ってしまっているケースがある。特に、日頃から年上妻が世話好きで過干渉気味である場合にこの傾向が著しい。また、年上妻が年下夫の不満を口にすることが多かったり、人生経験の差などをアピールすることが多い場合、あるいは年上妻の方が収入が多く収入格差がある場合などでは、年下夫の自尊心が傷つきやすく、劣等感からストレスをためてしまう。その結果、母親的でしっかり者の妻とは正反対の、若い女性に目が行ってしまうケースもあるという。

 また、年上妻と年下夫の夫婦は、添い遂げることが前提であれば年上妻の老後は安泰だが、万が一のことを考えると、老後が心配になる。例えば、年下夫が他の女性に心変わりしてしまったり、年上妻が子どもを産むのが難しい年齢になってから「やっぱり子どもが欲しい」と言い始めるなど、年下夫の突然の心変わりが、精神的にも経済的にも年上妻に大きなダメージを与えてしまうことになる。

 こうして離婚のニュースや不安要素に注目すると、まるで年下夫と年上妻の夫婦の結婚リスクが他と比べて高いかのように思えるが、実際にはそれを証明するような正確なデータは今のところない。むしろ、年上妻と年下夫の夫婦にしかないメリットもある。

 例えば、年上妻は感覚的にも外見的にも年下夫に合わせたいと考えている人が多く、自然と若くあろうとするモチベーションをキープできるという。若い夫にうらやましがられ誇らしくなることもあるだろう。年下夫からすると寛容で甘えやすく、年上妻に居心地の良さを感じることもある。また、経験豊富な年上妻に学ぶところは多く、年下夫の若々しい感覚は年上妻にとって新鮮な刺激になるようだ。

 では、添い遂げられる夫婦になるためには、どんなことを心がけたら良いのだろうか。

 まず、よほどの悪癖は別として、日頃から相手の悪いところを注視するのではなく、今まで自分にどんなことをしてくれたのかなど、相手から受けた恩恵に目を向けたい。仮にトラブルになったとしても、まず相手を責めるのではなく、互いにフォローし合うことで夫婦の絆は深まるはずだ。

 婚姻関係にあぐらをかくことなく、互いに相手を尊重した関係性を維持できるよう工夫することができれば、年齢関係なく末永く幸せな夫婦として添い遂げることができるに違いない。

文:心理カウンセラー 吉田明日香

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