快楽殺人のターゲットか? 高齢女性を狙った犯人の残虐性と殺意の謎とは【未解決事件ファイル】

快楽殺人のターゲットか? 高齢女性を狙った犯人の残虐性と殺意の謎とは【未解決事件ファイル】

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 2000年9月17日の朝7時頃、鹿児島県鹿児島市の閑静な住宅街で殺人事件が発生した。被害者は70代のひとり暮らしの女性。被害者と外出を約束していた近隣住民が7時半ごろ被害者の自宅へ行ったところ、2階で猿ぐつわをされて死亡しているところを発見された。

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 女性の死因は首を絞められたことによる窒息死であった。しかし、遺体には致命傷に至らない程度の深い刺し傷が両足のふくらはぎや肩甲骨周辺、二の腕などに見られることから、犯人は被害者が死亡する前に刃物で被害者の体を刺していたと考えられる。

 しかし、被害者は人から恨みを買うような人間ではなく、人当たりが良く親切であったと近隣でも評判だった。親類はおらず、長年一人暮らし。周辺の人間関係を見ると、近隣住民との付き合いしかない。知人は少なく、被害者を知る人物は少なかった。また、年金暮らしで生活は質素、住まいも家賃3.5万円の平屋の賃貸だったという。近隣住民によると、「貯金はないが親族がいないから遺産を残す必要がなくて助かる」とよく言っていたという。そのため、金銭的にあまり余裕はないと見え、強盗場所として狙われたのでは…といった見解は不自然であった。
 
 実際、警察によると、室内は荒らされた形跡がなく強盗殺人とは考えにくいといった見解だ。

 早朝の犯行であったこともあり、目撃情報は一切なし。静かな時間帯の犯行であったが、近隣住民は物音や悲鳴などを一切聞いていないという。現在までに、6万人以上の捜査員を投入したが、有力情報はいまだ寄せられていない。

 ネット上では「快楽殺人では?」「殺人に興味のある人物が老人を狙ったのでは」などといった声が挙がっている。実際、被害者の遺体の様子を見ると、死亡する前に致命傷にならない傷を負わせるなどして、被害者をもてあそんでいたような形跡がある。力が弱く、抵抗されにくい高齢の女性であった被害者がターゲットにされてしまったのだろうか。

 犯人像は全く明らかになっていないものの、刺し傷の深さや、死亡推定時刻から近隣住民が現場に訪れるまでわずか30分という短い時間の中で手早く済ませた点を見ると、ある程度の筋力を持つ人物による犯行だろうか。

 未だ逃亡を続けている犯人。なぜ殺害に及んだのか、強い殺意の理由は何なのか、警察には一刻も早い真相解明を期待したい。

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