6時間殴られ続けた男性、重傷を負うも法廷で加害者らを「友人」と呼び続け疑問の声

6時間殴られ続けた男性、重傷を負うも法廷で加害者らを「友人」と呼び続け疑問の声

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 世の中には被害者という意識がないまま、虐待を受け入れてしまう人もいるのかもしれない。海外では、友人らに暴力を振るわれ大けがをしたものの、友人たちとの友情を否定しなかった人がいる。

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 イギリスのウェスト・サセックス州でとある男性(年齢不明)が、友人とされる30歳の男と32歳の女に、6時間以上にわたって暴力を振るわれたが、裁判で男性が2人を「友人」と呼んでいたと海外ニュースサイト『London News Time』と『The New Zealand Times』などが1月6日までに報じた。

 報道によると2019年12月のある日、30歳の男と32歳の女は男性に約6時間にわたって暴力を振るい続けていたという。男と女は交際しており、男性は男と女の友人だった。暴力行為は男と女が同居する家で行われた。なぜ男性が家にいたのか、また暴力が始まったきっかけは不明である。

 男と女はほうきのほか、ガラスびんや棒のようなもので男性を殴り続けたという。『London News Time』によると、男が攻撃を主導し、女は男に促されるようにして友人を攻撃したそうだ。男性はその場から逃げ出そうとしなかったとみられている。男が「自分に攻撃をされたいか、それとも女に攻撃をされたいか」と男性に聞くことさえあった。男性が答えた内容は明かされていない。

 暴力が始まってから約6時間後の午後11時頃、異変を感じた隣人が警察に通報。警察が駆けつけると男と女は暴力を止め、その場で逮捕された。男性は肋骨骨折、肺の損傷、鼻の骨折、頭蓋骨の出血などのけがをした。動機は明かされていないが事件当時、男と女は大量に酒を飲み薬物も使用していたことが分かっている。今回の事件以前に男性が暴力被害を受けていたという情報は12日までにない。

 事件から約2年10カ月後の2021年10月、裁判に男性は出廷。大けがしたにもかかわらず男性は法廷で男と女のことを「友人」だと呼んでいたそうだ。2022年1月に行われた裁判で男と女への刑が決まり、男には4年半、女には2年半の刑務所行きが言い渡されたという。また男性への賠償金の支払いも命じられ、男は181ポンド(約2万8000円)、女は156ポンド(約2万4500円)を支払うことになった。なお裁判では、男はてんかんが原因で男性に暴力を振るったことは覚えていないと主張した。男の弁護士は「自分が男性に暴力を振るったと知った時にとてもショックを受けていた。男性といい友人関係を築けていて、仲良くやっていると思っていた」と言ったという。この主張が判決に影響を与えたかどうかは不明である。

 このニュースが世界に広がるとネット上では「6時間も殴り続けるなんて人間のすることではない」「大けがをしたのに男性がいまだに加害者を友人と呼べる感覚が分からない」「加害者の2人と男性は友人ではなく、服従関係にあったと思う」「3人の関係性がよく分からないけど、奇妙であることは確か」「男と女の刑は軽いのではないか。被害者の男性が友人だと呼んでいたことが刑を軽くしたとしたら心外だ」などの声が挙がっていた。

 男性の心情を理解できない人は多いようだが、男性がまだ友人だと思っていることをいいことに、加害者である男と女が出所後、再び男性に手を出さないことを祈るばかりだ。

記事内の引用について
「A useless couple unleashes 6 hours of hell on a “friend” who hits him with a broom and a bottle」(London News Time)より
https://londonnewstime.com/a-useless-couple-unleashes-6-hours-of-hell-on-a-friend-who-hits-him-with-a-broom-and-a-bottle/636798/
「Wasted couple unleashes 6 hours of savage hellish assault on ‘friend’ in their own home」(The New Zealand Times)より
https://www.thenewzealandtimes.com/wasted-couple-unleashes-6-hours-of-savage-hellish-assault-on-friend-in-their-own-home/

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