運転室に便乗していた車掌が居眠りを指摘 乗客のクレームは“理不尽”なのか?

北陸新幹線に便乗していた車掌が居眠り 利用者のクレームで発覚も"不寛容"と呆れの声

記事まとめ

  • JR東日本高崎支社が北陸新幹線に便乗していた車掌が居眠りをしていたと発表
  • 車掌は東京駅から上野東京ラインに乗務するために便乗し、運行には関わっていなかった
  • 利用客からクレームが入り発覚したが、ネットではクレームを入れた利用者へ呆れ声も

運転室に便乗していた車掌が居眠りを指摘 乗客のクレームは“理不尽”なのか?

運転室に便乗していた車掌が居眠りを指摘 乗客のクレームは“理不尽”なのか?

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 23日、JR東日本高崎支社が、東京駅から上野東京ラインに乗務するため北陸新幹線に便乗していた車掌が居眠りをしていたと発表。不寛容なクレームを入れた乗客に怒りの声が上がっている。

 問題の車掌は金沢発の「はくたか566号」の運転室に便乗し、東京駅に向かっていたが、本庄早稲田〜大宮間で寝てしまったという。運転は当然ながら運転士が担当しており、車掌はあくまでも便乗で新幹線の運行に関わっていなかったが、利用客からJR東日本のサイトへ「制服姿の社員が寝ていた」とクレームが入り、事態が発覚した。

 車掌はJR東日本の聞き取りに対し、「うとうとしてしまった」と回答し、事態を認めているという。同社は「安全上の問題はなかったが制服姿の車掌が居眠りをしてしまいお客様に不安を与えた」と謝罪し、「責任感を持ち執務することを指導していく」とコメントしている。

 このニュースを聞いたネットユーザーから、クレームを入れた利用者へ呆れ声も上がっている。「便乗してウトウトすることの何が問題なんだ?」「寝不足で車掌業務をしろということか?」など、新幹線の運行に問題がないのなら居眠りを指摘するほどでもない、という考えのようだ。さらに、「その場で指摘しろ」「面倒くさい客。他にやることがないのか」と、乗客の人間性を批判する声もあった。

 職務中に居眠りは褒められたものではないが、公務員や鉄道会社職員への理不尽とも思えるクレームは相次いでおり、社会問題化している。その内容は多岐に亘っており、「救急隊員がコンビニで買い物をしている」「交通整理員が座っている」など、かなり理不尽に思えるものもある。

 今年夏には本サイトでも既報の通り、名古屋市消防局が「救急隊員が消防署に戻れないときは救急車でコンビニ等に立ち寄り飲料水等を購入することがある」と異例の呼びかけをしている。これはおそらくクレームを受けツイートされたもので、市民の不寛容な姿勢にネット上では怒りの声が集まった。

 これらのケースのクレームは“理不尽”ととられても仕方がないが、一般的に職務中に居眠りをすることが認められている職場は少ないため、今回のケースでネットユーザーたちが「モンスタークレーマー」と揶揄するのもやや過剰だろう。過剰クレーマーに対する過剰反応、という新たな構図を生んでいるようである。

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