アレフ誤メール送信問題で関係者を処分も「甘すぎる」と批判

アレフ誤メール送信問題で関係者を処分も「甘すぎる」と批判

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 NHKが21日、札幌放送局の職員がオウム真理教の後継団体「アレフ」について住民にインタビューした音声をアレフ側に送信していた問題で、関係者の処分を発表。その内容に怒りの声が上がっている。

 NHKによると、アレフにメールを間違えて送った当該ディレクターは1か月の停職。そして上司のチーフ・プロデューサー2人については、それぞれ5日と1日の出勤停止に。さらに当該事案を引き起こした札幌放送局の放送部長は減給、局長はけん責の懲戒処分としたという。

 NHKの犯した行為は単純なメール誤送信ではない。仮に答えた人がアレフについて否定的な意見を述べていた場合、それを見た関係者が怒り、犯罪に発展する可能性もある。

 1989年に発生した坂本堤弁護士一家殺害事件では、TBSがオウムについて語る坂本弁護士のインタビュー映像をオウム真理教側に見せたことが事件の発端となっており、同様の犯罪が起きないとも限らない。「絶対に送っていけないメール」を送ってしまった。

 それにもかかわらず、当該者の処分は1日から1か月の出勤停止という軽いもの。この件を聞いたネットユーザーは「単なる休暇じゃねえか」「逆に休めて喜んでいる可能性がある」「反省しているとは思えない」「身内に甘い」などと、猛批判が上がっている。

 NHKはこのほかにも佐賀放送局の局長が酒に酔い女性風呂に侵入したとみられる件や、報道番組のチーフ・プロデューサーが女性のスカート内を盗撮するなど、不祥事が続いている。

 NHKはメール送信について人為的ミスを防ぐシステム導入を検討するとしているが、問題はそれでだけではないはず。セクハラや許されざるミスが発生し、それについての処分が“休暇”とも取られる甘いものでは、国民の理解は得られないだろう。

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