虐待としつけの境界線は 17歳の息子をベランダに閉め出した母親、監禁の疑いで逮捕

虐待としつけの境界線は 17歳の息子をベランダに閉め出した母親、監禁の疑いで逮捕

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 10日、静岡県警沼津署は監禁の疑いで、県東部の自称パートの女性・45歳を逮捕した。逮捕容疑は、9日午後5時半ごろ、高校生の息子・17歳を自宅のアパート2階のベランダに閉め出し、監禁したというもの。同署によると、息子はベランダから1階に降りようとしている最中に誤って転落し、その姿を目撃した近隣住民が119番通報した。息子に目立った外傷はないという。女性は「そんなことはしていない」と容疑を否認している。

 この事件に対して、ネットユーザーからは「小さい子どもの話かと思った」「ベランダに閉め出すしつけってよく聞くけど…高校生でも監禁扱いになるの?」「高校生だったらベランダに閉め出されても降りれるもんね」といった、高校生の息子がベランダに閉め出されたという報道に対しての違和感の声が上がった。

 また、そもそも母親が逮捕されたことを疑問視する声も上がった。「これぐらいで逮捕されるなんて、ある意味いい時代になったと思う」「自分の時代ではこんなこと当たり前だったけど、今では逮捕されるんだね」といった意見や、反対に「息子が高校生だからといって事件を軽く見てはいけないと思う」「日常的に虐待を受けていて、ベランダに閉め出されたときに恐怖心からとっさに降りようとしてしまったのかもしれない」など、背景を深く考えている意見も多数見られた。

 一方で、自分自身の、親から受けた“度を越したしつけ”経験を吐露する人も。「親からしつけとして、日常的にトイレ、風呂場、押し入れなどに閉じ込められていた」「自分は小さい頃、親にベランダに閉め出されて、泣き疲れて寝たら、気がついたら家の中で親と寝ていたことがあった。あれって夏場じゃなかったら命が危なかったかも」と、昔は閉じ込めや閉め出しが珍しくなかったことがうかがえる意見があった。中には「木に縛りつけられて、ホースで水をかけられた」などと、今の時代だったら虐待としか言いようがない行為を受けたという人もいた。

 今回の事件が、虐待によるものなのか、親子喧嘩に近いものなのか、詳しい情報は出ていない。いずれにせよ、この親子の関係性にはケアが必要だろう。

文/浅利 水奈

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