2018年も続発した「ながらスマホ」による重大事故 問題視される若者の「安全意識の低さ」

2018年も続発した「ながらスマホ」による重大事故 問題視される若者の「安全意識の低さ」

画像はイメージです

 今や1人1台を超え、複数台を持つことも珍しくなくなってきたスマートフォン。Webサイトの確認や、アプリによるゲーム、マップの確認など用途は様々だ。

 そんな便利なスマホが死亡事故を起こすケースが相次いでいる。2018年7月には、大阪府堺市の路上でながらスマホをして運転した男(48)が、前を走る自転車に気が付かず接触。自転車に乗っていた男性が死亡する痛ましい事故が発生した。

 逮捕された男は、取り調べに対し「音楽を再生するためにスマートフォンを見ていた」と供述。ながらスマホが1人の人生を終わらせ、もう1人の人生を台無しにした。

 自動車だけではなく、自転車のながらスマホも重大な問題。同6月には茨城県つくば市で、夜間にながらスマホをしながら耳にイヤフォンをしたうえ無灯火でマウンテンバイクに乗っていた男(19)が、62歳の男性と衝突し、死なせる事故が発生している。

 この事故は本サイトでも報じた、川崎市で20歳の元女子大生が手にスマホと飲み物を持ち、極めて危険な状態で走り77歳の女性と衝突し、死なせた事件の後に発生している。危険性が叫ばれていながら、若者がまたも安全意識の低さから自転車ながらスマホで高齢者を殺めたことは、腹立たしい思いを抱かざるを得ない。

 川崎の事故では、事故を起こした元女子大生に重過失致死傷罪で、77歳の女性を殺しておきながら、禁錮2年執行猶予4年という軽い判決が下された。「煽り運転」同様、社会問題化し危険度が増している「ながらスマホによる事故」だが、それを取り締まる法律が追いついていない。

 ながらスマホをした人間が事故に遭うのは自業自得だが、それに善良なる市民が巻き込まれ生命を奪われている現状は、非常に由々しき事態。とくに若年層のながらスマホに対する「危険意識」の低さは顕著で、現在でもスマホ片手に自転車を走らせる人間を目撃する。

 厳罰化を含めた議論を、政府は行うべきだろう。

関連記事(外部サイト)