幻冬舎・見城社長、作家の「実売部数」好評で炎上 批判・暴露相次ぎツイッター終了を宣言も沈静化せず

幻冬舎・見城社長、作家の「実売部数」好評で炎上 批判・暴露相次ぎツイッター終了を宣言も沈静化せず

見城徹氏 公式ツイッターより https://twitter.com/kenjo_toru1229

 ここ数日のツイート内容を巡り、批判を浴びていた幻冬舎・見城徹社長が、ツイッターを「引退」したことが再び話題となっている。

 幻冬舎から出版された百田尚樹氏の『日本国紀』に「コピペ」があるとツイッターで批判したことがきっかけで、小説家の津原泰水氏は自身の新刊出版が中止されたと告発。それを受けてか、見城氏は「僕は出版を躊躇いましたが担当者の熱い想いに負けてOKを出しました」とツイート。過去に幻冬舎から出版した津原氏の書籍実売部数が1000部に達しなかったと暴露した。

 見城氏といえば、角川書店でのキャリアを引っさげて幻冬舎を設立した敏腕編集者。五木寛之の『大河の一滴』、石原慎太郎の『弟』、郷ひろみの『ダディ』、村上龍の『13歳のハローワーク』など、数々のベストセラーを送り出した。見城氏を編集者として尊敬する人も多く、ツイッターのフォロワー数は10万人を超えており、皮肉にも“実売部数”は多くの人にさらされることとなった。

 この投稿には、現役作家からも非難の声が集まった。芥川賞作家の花村萬月氏は、以前見城氏から「僕は小説を最後しか読まない」と言われたと暴露。幻冬舎と仕事をしないと決めた理由を延々とツイートした。高橋源一郎氏は「『個人情報』を晒して『この人の本は売れませんよ』と触れ回るなんて作家に最低限のリスペクトがあるとできないはず」と苦言を呈し、渡辺浩弐氏も「この本、印税2%でした」と見城氏と同じように“実際の数字”を暴露した。また、内田樹氏は「日本の作家は『幻冬舎とは仕事をする気がない』ということを宣言すべき」と主張した。

 多くの作家からの批判が殺到したことでさらに事態は深刻化し、一般の声も巻き込んでさらに炎上。謝罪して該当ツイートを削除したものの収拾がつかず、見城氏は19日夜に「皆さん、今までありがとうございました」とツイートし、20日に日付が変わるころ、ツイッターをやめると宣言した。

 これには「幻冬舎を守るためには然るべき決断」「騒動(津原氏の出版中止)の真相がはっきりしないまま本人は雲隠れか」「ツイッターはやめなくていいと思うけど」など幅広い意見が寄せられている。

 今まで確固たる意志をもってさまざまな問題に言及してきた見城氏。復活を望む声もあるが、しばらくは沈黙が続くこととなりそうだ。

記事内引用ツイート
見城徹氏 公式ツイッターより https://twitter.com/kenjo_toru1229
花村萬月氏 公式ツイッターより https://twitter.com/bubiwohanamura
高橋源一郎氏 公式ツイッターより https://twitter.com/takagengen
渡辺浩弐氏 公式ツイッターより https://twitter.com/kozysan
内田樹氏 公式ツイッターより https://twitter.com/levinassien

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