『ミヤネ屋』、老後のために投資を勧める リスクの説明なく“老後は2000万赤字”と煽り「無責任」の声

『ミヤネ屋』、老後のために投資を勧める リスクの説明なく“老後は2000万赤字”と煽り「無責任」の声

画像はイメージです

 5日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)で特集された「老後の赤字は2000万円退職金も年金も…厳しい現実」という内容が無責任過ぎると批判を浴びている。

 番組では、金融庁が老後に2000万円赤字になると紹介。モニターには「日本の老後 対 不安時代」と、プロレス中継のような物々しいフォントとともに、「新 & 得情報大特集」という文字が映し出された。

 次に「持ち家、埋葬、緑化」で節約できると力説。さらに「地方に移住すると支援金が出る」などと、話を展開し、最後に金融庁が勧めているとして、「老後は攻める投資で増やす」とかなり話を飛躍させる。

 司会の宮根誠司が「運用ってことは損する可能性もあるってことでしょ?」とツッコミを入れると、ゲストに招かれたフィナンシャルプランナーの女性は、「値動きはあります。ただ過去の実績っていうところを見ていくと、過去20年間はマイナスがなかったっていう実態があるんですね」と説明。続けて、「長期って言うことと、コツコツってことが大事になる」と話す。さらに、自分流の年金積立プランが有ると話し、「これをすることで所得税も安くなって、住民税も安くなる」と力説。宮根も「損をしても税金から控除してくれる」などと利点を語った。

 これを見た、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は「金融庁がなぜやったのかというと、色んな金融商品を買ってくださいという強い気持ちが背後にあるんではないかなと」とコメント。そして、「色んなリスクを金融庁が監視してもらわなければ困る」と話し、宮根も「マルチみたいなものには引っかからないでもらいたい」と注意を促した。

 老後に向けて、「投資でお金を増やそう」という内容だが、ネットユーザーの反応は厳しい。「20年間マイナスはないから安心という理論はおかしい」「橋本さんがリスクに触れたけど、投資は失敗もある。若者が興味を持って損が出てもミヤネ屋は責任をとってくれない」など、怒りの声が。

 さらには「ゴールドマンとか、年金に15兆円の損失が出たばかりなのに、自己責任で投資を進めるなんてメディアとして無責任」「老後2000万円必要なのに損するリスクが1%でもある投資に金を回せというの?」「上手い話を公共の電波に乗せるな」「リスクもしっかり説明しないのは無責任」など、批判が殺到することになった。

 投資をすることで利点があることは事実なのだろうが、一方でリスクもあることも事実。「老後2000万足りなくなる」と煽り、最後に金融商品を紹介するかのような構成は、視聴者に「金融商品の宣伝」という印象を与えても致し方ない。

関連記事(外部サイト)