腎臓が3つあると判明した女性「余分な腎臓を譲りたい」 発症率1%未満の重複腎、発言に称賛の声も

腎臓が3つあると判明した女性「余分な腎臓を譲りたい」 発症率1%未満の重複腎、発言に称賛の声も

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 人間には通常、腎臓が2つ備わっているものだが、世界には3つ以上腎臓を持つ人がいるようだ。

 海外ニュースサイト『Shanghaiist』と『Global Times』は、中国の病院で女性が検査を受けたところ、腎臓が3つあることが分かり、女性はそのうち1つを寄付する意向を持っていると、それぞれ11月11日に報じた。

 記事によると、中国江西省の新余市に住む女性は、トイレに行く回数が他の人よりも多く、朝になると腰のあたりにひどい痛みが生じていたため、病院を訪れたという。

 レントゲン撮影の結果、女性の体内に腎臓が3つあることが判明。女性を診察した医師によると、尿管や腎盂(じんう)が複数存在する重複腎という症例であり、発症するのは世界の全人口の中でも1%未満の、非常にまれなものだという。

 重複腎と診断されても、ほとんどの場合、これといった症状は出ず、治療の必要はないという。しかしながら、尿路感染症や、腎臓結石を発症しやすいようで、重複腎が原因で痛みが出て、頻尿になるケースは多いという。合併症が出るなど重篤な症状がなければ、余分な腎臓を摘出する必要はなく、薬物で治療するのが一般的という。

 女性は重篤な状態ではなかったようで、病院で治療を受けた後、順調に回復。女性は、「腎臓を必要としている人に、私の余分な腎臓を譲りたい」と笑顔で話しているという。

 このニュースが世界に広がると、ネットでは「腎臓が3つあるとは驚いた。人体は教科書通りにはいかない神秘的なものだ」「スペアの腎臓があるなんて羨ましい」「余分な腎臓とはいえ、ドナーになるのは勇気がいる。素晴らしい人だ!」などと驚き、女性を称賛する声が上がった。

 海外には他にも、重複腎によって腎臓を3つ以上持つ人がいる。

 海外ニュースサイト『Daily Mail』の2008年2月の記事によると、英国リーズ近郊に住む当時18歳の女性の体内に、腎臓が4つあることが病院の検査で発覚したという。

 この女性は、2007年の8月頃、お腹にひどい痛みを感じて病院を訪れた。女性は、腹痛を感じる約半年前に交通事故に遭っており、腹痛はその時の事故が原因だと思っていたそうだ。女性を診察した医師は、痛みの原因を探るべく、超音波検査を実施。この検査によって、女性に腎臓が4つあることが分かったという。

 女性の腎臓は4つとも完全な形で、かつ正常に機能していたという。女性は、「腎臓は4つも必要ない。困っている人を助けたい。ドナーになるために全力を尽くします」と同記事の取材に対し語った。

 通常の数よりも腎臓が多く形成される原因は、いまだによく分かっていない。科学が進歩した現代でも、人体とはミステリアスな存在であるようだ。そして何よりも、腎臓移植を待っている人のために、ドナーとして腎臓提供を申し出た女性らに、尊敬の念を禁じ得ない。

記事内の引用について

Woman discovers she has three kidneys, wants to donate one (Global Timesより)
http://www.globaltimes.cn/content/1169640.shtml

Woman offers to donate a kidney after discovering she has three(Shanghaiistより)
https://shanghai.ist/2019/11/11/woman-offers-to-donate-a-kidney-after-discovering-she-has-three/

The teenager with FOUR kidneys who has promised to donate her extra organs to save lives(Daily mailより)
https://www.dailymail.co.uk/news/article-515315/The-teenager-FOUR-kidneys-promised-donate-extra-organs-save-lives.html

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