夫との夜の営み後“アナフィラキシーショック”に? めまいなどを訴えた女性、意外な原因の可能性も

夫との夜の営み後“アナフィラキシーショック”に? めまいなどを訴えた女性、意外な原因の可能性も

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 自分がアレルギーを持っている自覚がある人もいれば、まだ症状が出ておらず自覚がないという人もいるだろう。海外では思わぬ形で、思わぬものにアレルギー反応が出てしまった人がいる。

 アメリカ・メリーランド州で46歳の女性が、夫とセックスをした後にアレルギー反応が出て一時死の淵まで追い込まれたと、海外ニュースサイト『The Independent』と『Top News1』が11月9日までに報じた。この症例は、アメリカの医学専門サイト『American Journal of Medicine』が明らかにしたという。

 報道によると、女性は夫とセックスをした後に、めまいや下痢、手足のかゆみ、発汗が出て受診したとのこと。医師が女性を診察したところ、女性は夫の精液が膣内に進入したことで、精液にアレルギー反応を起こし、アナフィラキシーショックを起こしたことが明らかになったそうだ。夫はペニシリンという抗生物質を飲んでいたが、女性はペニシリンにアレルギーを持っており、ペニシリンが精液を介して、女性の体内に進入してしまったこともアナフィラキシーショックを起こした原因ではないかと『American Journal of Medicine』では推測しているようだ。幸いにも、女性は1週間治療をしたのち、退院した。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「こんなことが起こり得るのか。奇妙」「夫は自分の妻が自分の精液にアレルギー反応を起こしたと知ってショックだっただろう」「なぜ、今まで気づかなかったのか」などの声が挙がっていた。

 国際性機能学会(ISSM)によると、精液アレルギーは精液に含まれるタンパク質が引き起こすものだそうだ。精液アレルギーは主に女性に起こり、症状には、皮膚の腫れや痛み、かゆみなどがある。たいていの場合、精液と接触した10〜30分後には症状が出て、一部の人には生命を脅かすアナフィラキシーショックが起こるという。

 精液アレルギーは女性が初めて性行為をした際に症状が出ることもあるが、同じ男性と長年、性行為をしてもアレルギー反応が出なかったのに、突然症状が出る場合もあるそうだ。また、これまで複数人と性行為をしてもアレルギー反応は出なかったのに、特定の人物と性行為をした場合のみアレルギー反応が見られることもある。

 科学情報を配信する海外サイト『ScienceAlert』によると、抗生物質などの薬が精液に混じり、精液でアレルギー反応を起こす可能性があるかどうかを調べた研究はほとんどないものの、可能性としてはあり得ると指摘する。今回のケースは女性が精液にアレルギー反応が出たことに加え、もともとペニシリンにアレルギーを持っていたことがアナフィラキシーショックを起こした原因とみられる。

 精液でアレルギー反応が出ることはまれかもしれない。しかし万一、症状が出て心当たりがある場合は、医療機関を受診した方がよさそうだ。

記事内の引用について
Woman almost dies from allergic reaction after sex with husband(The Independent)より
https://www.independent.co.uk/news/health/sex-allergic-reaction-woman-husband-anaphylactic-penicillin-a9195486.html

Rare. Woman almost dies from allergic reaction after sex with husband(Top News1)より
https://top-news1.com/rare-woman-almost-dies-from-allergic-reaction-after-sex-with-husband/

What is a sperm allergy? (ISSM)より
https://www.issm.info/sexual-health-qa/what-is-a-sperm-allergy/

Woman Has Anaphylactic Reaction to Semen in First Reported Case of Its Kind(ScienceAlert)より
https://www.sciencealert.com/woman-has-anaphylactic-reaction-to-semen-in-what-doctors-think-is-a-unique-case

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