所得再配分、母子世帯で33.6%改善

所得再配分、母子世帯で33.6%改善

所得再分配によるジニ係数の変化

 厚生労働省は9月15日、平成26年の所得再配分調査の結果を公表した。所得などの分布の均等度を示す「ジニ係数」は、母子世帯で当初所得0.3425から再分配所得0.2275と33.6%改善しており、そのほかの世帯の改善度を上回っていることがわかった。

 所得再配分調査は、社会保障制度における給付と負担、租税制度における負担が所得の分配にどのような影響を与えているかを明らかにするため、昭和37年度以降、おおむね3年に1度の周期で実施している。今回は平成26年7月10日〜8月9日の1か月間調査を行った。

 平均当初所得額(年額)は392.6万円と前回調査より3.0%減少。平均再配分所得は481.9万円で、前回調査より0.8%減少した。

 所得などの分布の均等度を示す「ジニ係数」は0.5704。平成23年の前回調査より0.0168増加し、過去最高となった。また、再分配所得のジニ係数は0.3759となり、所得再分配によって所得の均等化が進んでいるという。所得再分配によるジニ係数の改善度は、34.1%で過去最高となった。なお、ジニ係数は、0に近いほど所得格差が小さく、1に近いほど所得格差が大きい。

 母子世帯の平均当初所得は192.1万円、再分配所得は239.5万円、再分配係数は24.6%となった。ジニ係数は、当初所得0.3425から再分配所得0.2275と33.6%改善しており、そのほかの世帯(平成20年以前は「一般世帯」と表記)の改善度を上回っている。

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