3割近くが信号守らず…JAF京都が自転車利用実態調査

3割近くが信号守らず…JAF京都が自転車利用実態調査

信号遵守状況調査

 日本自動車連盟(JAF)京都支部の交通安全実行委員会が6月に京都市内で「自転車利用実態調査」を実施したところ、自転車乗車時に信号を守っている人は78.0%だった。ほかに、一時停止や前照灯の使用率についても調査している。

 「自転車利用実態調査」は6月13日・14日の2日間、京都市内で実施した。「信号遵守状況調査」「一時停止状況調査」「前照灯使用状況調査」の3種類の調査を、いずれも調査員の目視による確認によって行った。

 信号遵守状況調査は、地点Aで6月14日午前10時〜正午、地点Bで6月13日午後4時〜午後6時に実施。地点Aの調査時の天気は曇り、地点Bは晴れ。車道を走行している自転車運転者を対象に各地点500人、合計1,000人を調査したところ、信号遵守は78.0%、信号無視は22.0%という結果だった。信号無視のうち、一時停止後に信号を無視して通過した人は3.2%、そのまま通過した人は18.8%だった。

 一時停止状況調査は、地点Cで6月13日午前8時〜午前11時、地点Dで6月14日午前8時〜午前10時に実施。地点Cの調査時の天気は雨・曇り、地点Dは曇り。車道を走行している自転車運転者を対象に各地点500人、合計1,000人を調査したところ、一時停止を守っている人はわずか3.5%だった。停止しなかった96.5%のうち、そのまま通過した人は52.9%、徐行で通過した人は43.6%だった。一時停止の遵守率が極めて低いことについて、スピードを落とし安全確認をすることを「止まっている」と思い込んでいる利用者が多いのではないかとJAF京都は分析している。

 前照灯使用率は、地点Eで6月14日午後6時40分〜午後8時に実施。調査時の天気は晴れ、当日の日没時間は午後6時38分だった。走行していた自転車運転者500人を対象に調査したところ、点灯していた人は74.6%、無灯火は25.4%だった。オートライトの普及などにより、4人中3人が前照灯を使用していたが、無灯火のうち8.8%が車道を走行していた。

 JAF京都は、今回の調査結果を受けて「『自転車は車両である』『自転車も事故の加害者になりうる』という認識を早期に高め、自転車に関連する出会い頭事故の抑制のため、『一時停止の重要性』を交通教育現場で取り上げ、周知する必要性が浮き彫りになった」とコメントしている。

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