麻しん(はしか)風しんワクチン、都道府県で接種率に差

麻しん(はしか)風しんワクチン、都道府県で接種率に差

第1期 麻しん風しんワクチン接種状況

 厚生労働省は9月23日、平成27年度の「麻しん(はしか)風しん予防接種の実施状況」を公表した。ワクチン接種率は、第1期(1歳児)が96.2%、第2期(年長児)が92.9%と、第2期の方が低い傾向にあるほか、都道府県によっても大きな差がみられた。

 麻しん風しんの予防接種は、2006年度から1歳児と年長児(小学校入学前の1年間)の2回接種制度がスタート。MR(麻しん風しん混合)ワクチンの接種が一般的となっている。

 平成27年度のワクチン接種率は、麻しん、風しんともに第1期96.2%、第2期92.9%。都道府県別では、麻しん、風しんともに第1期は栃木県の98.7%が最高、沖縄県の92.6%が最低、第2期は新潟県の97.0%が最高、鹿児島県の89.1%が最低。都道府県によって、接種率には大きな開きがあった。

 第1期では、麻しん、風しんとも95%以上の接種率が8割近くを占めるが、第2期になると95%以上は青森県、秋田県、新潟県、島根県の4県にとどまっている。東京都(89.8%)と鹿児島県は、第2期で90%を下回る結果となった。

 麻しんが流行している千葉県の接種率は、麻しん、風しんとも第1期96.7%、第2期93.0%。麻しん患者が相次いで発生している千葉県松戸市では、感染拡大を防止するための臨時的措置として、MRワクチンの費用助成を9月23日から始めた。麻しんにかかったことがなく、予防接種を一度も受けていない松戸市内の2歳〜中学3年生は平成29年3月31日まで、松戸市委託の医療機関において無料で予防接種が受けられる。

 厚労省によると、麻しんは感染力が非常に強いが、MRワクチンなど麻しん含有ワクチンを接種することで、95%以上の人が免疫を獲得できる。また、2回接種することで、1回の接種では免疫がつかなった5%未満の人にも免疫をつけることができ、接種後の年数の経過で免疫が低下してきた人にも免疫を増強させる効果があるという。

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