大阪大・東京都市大、AIとアーティストによる楽曲を作成

大阪大・東京都市大、AIとアーティストによる楽曲を作成

開発した自動作曲システム

 大阪大学と東京都市大学の研究グループは、自動作曲システムを搭載した人工知能技術を使い、プロのアーティストと共同で共同募金運動70年記念応援ソングを完成させた。新たな作曲方法が取り入れられ、音楽界に新風を吹き込むことが期待されている。

 大阪大学産業科学研究所の沼尾正行教授と、東京都市大学メディア情報学部の大谷紀子教授の研究グループでは、個人の感性に即した楽曲の自動生成に関する研究に取り組み、自動作曲システムを開発。人工知能(AI)に基づく自動作曲システムは、目的の感性を想起させる既存の楽曲を入力することにより、入力された楽曲に共通する特徴を学習し、得られた特徴に基づいて楽曲を生成できるという。

 研究グループは、奈良県共同募金会からOffice FUKUROUに所属するフォークディオ「ワライナキ」へ依頼された「共同募金運動70年記念応援ソング」を、このシステムを用いて作曲。ワライナキならではの雰囲気が漂う曲である必要があることから、ワライナキの曲の中から感謝や応援の気持ちを想起させるような3曲を、自動作曲システムに入力し、複数の短い曲を作成した。生成されたメロディをベースに、ワライナキが手を加えて歌詞をつけ、共同募金運動70年記念応援ソングが完成した。

 この研究成果により、人工知能と人間の共同作業という新たな作曲方法がアーティストの作曲活動に取り入れられ、音楽界に新風を吹き込むことが期待されている。

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