大隅良典氏ノーベル生理学・物理学賞受賞、文科省・東大・福岡高が喜びコメント

大隅良典氏ノーベル生理学・物理学賞受賞、文科省・東大・福岡高が喜びコメント

文部科学省

 2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏を讃えて、文部科学大臣によるコメントが発表された。また、大隅良典氏が栄誉教授を務める東京工業大学では、ノーベル賞を受賞した研究テーマの概要を掲載。このほか、東京大学と福岡高校もコメントを発表している。

 松野博一文部科学大臣は大隅氏の受賞を受け、「我が国の学術研究の水準の高さを世界に示すとともに、国民にとって大きな誇りと励みになるもの」と述べた。また、「自然科学系における日本人の単独受賞としては、1987年の利根川進氏以来の29年ぶりの快挙」と、大隅氏の受賞を讃えた。文部科学省では、若手研究者の育成や独創的な研究への支援など、学術研究・基礎研究の振興を図るとした。

 東京工業大学Webサイトでは、大隅氏が東京工業大学で行っている研究の概要を掲載。ノーベル賞を受賞した研究テーマに関する功績やオートファジーの生理機能と疾患との関係などが解説されている。

 また、大隅氏の出身大学である東京大学も、五神真東京大学総長によるコメントを掲載した。東京大学によると、大隅氏は東京大学教養学部卒業後に、理学系研究科に進学し博士取得。その後も理学部にて助手・講師、教養学部にて助教授を務め、その期間に今回ノーベル賞を受賞した研究の「端緒となる発見」をしたという。大隅氏を偉大な「知のプロフェッショナル」の先達の1人だとし、祝福のコメントを寄せている。

 さらに、母校である福岡高校も大隅氏の受賞を祝福。「生の平素のたゆまぬご努力の賜物と感激いたしております」を述べた。大隅氏は今後、2017年6月10日に開催される同校の創立100周年を記念する講演会に登壇予定。

 2016年のノーベル賞の発表は、10月3日の生理学・医学賞のほか、物理学賞が10月4日、化学賞が10月5日に行われる。日本科学未来館は科学コミュニケーターブログにて、毎年ノーベル賞受賞者を予想しており、大隅良典氏は2015年に受賞が予想されていた人物の1人だった。科学コミュニケーターブログでも、大隅良典氏の研究について解説している。

 なお、ノーベル賞公式Webサイトには、公式メディアに対し大隅氏が受賞を告げる電話を受けた際のようすや受賞の喜び、研究についてのインタビューが全文掲載されている。

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