【大学受験2017】Kei-Net、注目される入試変更点など分析

【大学受験2017】Kei-Net、注目される入試変更点など分析

英語外部試験の利用例

 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は、2017年度入試の概要をまとめた。英語の外部試験導入など入試を取り巻く環境や注目される入試変更点のほか、国公立大学、私立大学の学部・学科の再編・新設などについてもポイントごとに分析して説明している。

 2017年度の大学志願者数は18歳人口がやや増加することから、2016年度と比較して1〜2%ほど増加する見込み。国公立大、私立大を問わずに学部・学科の新設・改組、入試変更が多く予定されており、英語外部試験の利用やインターネット出願の導入も進んでいる。

 英検やTOEICなどの外部試験を入試に利用する動きが急速に広まっていることから、利用例を4つに分けて紹介。「出願資格として利用」「個別試験の英語免除または満点として利用」「満点を上限として英語の成績に加算」「スコアより総合的に加点して利用」と、それぞれ大学の例をあげて説明している。

 インターネット出願については、2017年度入試から京都大学、九州大学などの国公立大学でも導入。私立大学では慶應義塾大学、早稲田大学、立教大学でも導入する。2017年度の一般入試におけるインターネット出願の導入状況は、私立大学で50%が導入し、国公立大学では12%が導入している。インターネット出願は、願書を取り寄せる手間が省け、入力ミスのチェックができるなどのメリットがあるが、出願確認書類や調査書などはネット上だけで完結せず、別途郵送が必要なため注意を促している。

 国公立大学入試では、教育学部の再編や文系から理系への入学定員のシフトが目立つ。教育学部は教員免許の取得を卒業要件としない総合科学課程(ゼロ免課程)を廃止し、教員養成課程に特化する動きが進んでいる。2017年度は、横浜国立大学や新潟大学など6大学で廃止される。その一方で、ゼロ免課程を再編する動きもあり、愛知教育大学は現代学芸課程を廃止し教育支援専門職養成課程を設置、大阪教育大学は教養学科を廃止して教育協働学科を設置し、それぞれ教員をサポートする人材を養成する。

 私立大学では、学部・学科の新設が続き、例年以上に入学定員を増員している。近年、医療系の新設が続き、2017年度は看護系で岩手医科大学、東邦大学など12大学で学部・学科の新設が予定されている。キャンパスの移転も相次ぎ、郊外から都心部への移転、4年間を通して同じキャンパスに再配置するという流れが主流になっており、志願者の増加に結びついているという。それぞれの詳しい内容はKei-Netで確認できる。

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