現在の子ども…自己評価「負けず嫌い」、親「まじめ・才能がある」

現在の子ども…自己評価「負けず嫌い」、親「まじめ・才能がある」

「現在の子ども」を表す言葉は? 出典:公益財団法人博報児童教育振興会 博報財団こども研究所

 子どもへの評価が、子ども自身・親・教員でギャップがあることが、博報財団こども研究所の調査結果から浮き彫りとなった。「負けず嫌い」「最後まであきらめない」と自己評価する子どもが多い一方、保護者や教員の評価は低く、「まじめ」「才能がある」は親の評価が高かった。

 「こどもトライアングル調査」は、言葉と子どものかかわりを子ども自身・親・教員の3者の角度から調査し、子どもの心と親・教員とのギャップにアプローチしようと、博報財団こども研究所が2016年11月11日〜12月23日に実施したもの。子どもは、全国の小学1年生から中学3年生の男女1,800人を対象としている。

 調査では、子どもへのインタビューで収集した24の言葉を子ども・親・教員に同じ質問で投げ、完全比較を可能にしている。「『現在の子ども』を表す言葉は?」という質問に対して、もっとも多くの回答が集まったのは、子どもが「元気」90.6%、親は「やさしい」93.3%、教員「元気」81.1%。「元気」という言葉は、親の回答91.4%、子どもの回答も90.6%あり、子ども・親・教員の3者にギャップはみられなかった。

 一方、「負けず嫌い」や「最後まであきらめない」は、子どもの評価が高い一方、保護者や教員の評価は低く、「負けず嫌い」は子ども73.1%、親66.6%、教員49.4%、「最後まであきらめない」は子ども68.4%、親54.9%、教員47.7%だった。また、「おもしろい」「まじめ」「才能がある」「頭が良い」などは、親の評価が高い一方、子どもの自己評価は低い傾向がみられた。

 「将来、どんな人になりたいか(なってほしいか)」という問いでは、「元気」「やさしい」「最後まであきらめない」「努力する」を子ども・親・教員の9割以上が共通して支持した。「おもしろい」「用心深い」「おしゃれ」「かっこいい」「かわいい」「負けず嫌い」は、親の希望が高かった。「負けず嫌い」は、親86.4%に対し、子ども73.6%、教員66.3%であった。

 博報財団こども研究所では、今後も同じ質問を投げ続ける定点観測型のアンケート調査として、「こどもトライアングル調査」を継続実施する予定だという。

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