中高生の半数以上が電子マネーを利用、おこづかいとは別枠?

中高生の半数以上が電子マネーを利用、おこづかいとは別枠?

電子マネーの保有率/店頭での支払い利用率

 中高生の56.8%が電子マネーを店での買い物の支払いに使っていることが、リサーチ・アンド・ディベロプメントの調査により明らかになった。中高生は、「なるべく電子マネーは利用しない」という意識が大人よりも強いこともわかった。

 リサーチ・アンド・ディベロプメントによる「おこづかいについての自主調査」は、首都圏の中学1年生〜高校3年生のLINEアンケートモニターの男女を対象に実施したもの。487サンプルの回答をまとめている。調査実施時期は5月。

 中高生のおこづかいの平均月額は4,019円で、2000年調査よりも701円少なくなっていた。特に、高校生は2000年6,813円に対し、2017年は5,150円と1,663円少ない。

 電子マネーについて、「店での買い物の支払い時に利用している」56.8%、「持っているが店での買い物では利用していない」29.4%、「持っていない」13.8%と、86.2%が電子マネーを持っており、半数以上が使っていた。特に、「Suica・PASMO」の保有率・利用率が高かった。

 しかし、電子マネー利用に対する意識を聞いたところ、「なるべく利用しない」78.0%が、「積極的に利用」22.0%を大きく上回った。18歳〜79歳に行った調査では「積極的に利用」40.4%、「なるべく利用しない」58.9%で、中高生が大人よりも「なるべく利用しない」意識が強いことも明らかになった。

 電子マネーをなるべく利用しない理由は、「無駄使いが増える」「お金の形がなくて怖い」などがあげられた。一方、積極的に利用する理由は「現金がもったいない」「親が払ってくれる」など、電子マネーが「親のお金だから」という意見があがった。

 中高生にも電子マネーが浸透しつつある中、今どきの中高生はおこづかいとは別に「電子マネー」という別枠のお金を持っているようだ。調査を行ったリサーチ・アンド・ディベロプメントは「電子マネーを利用していると「お金の実感」が薄くなる」とし、「大人になってから電子マネーを使い始めた世代と、子どものころから使い慣れている世代では、今後『お金』に対する価値観や、使い方・貯め方などの考え方も変化してくるかもしれない」と分析している。

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