特許に壁、先進的な大学・研究機関は?他社牽制力ランキング

特許に壁、先進的な大学・研究機関は?他社牽制力ランキング

産業技術総合研究所

 パテント・リザルトは6月21日、「大学・研究機関 他社牽制力ランキング2016」を発表した。トップ3の顔ぶれは、前年から変動がなく、1位は「産業技術総合研究所(産総研)」、2位は「科学技術振興機構(JST)」、3位は「東北大学」であった。

 「大学・研究機関 他社牽制力ランキング2016」は、大学・研究機関が対象。2016年の特許審査過程において、他社特許への拒絶理由として引用された件数を機関別に集計してまとめている。

 パテント・リザルトによると、このランキングによって、直近の技術開発において競合他社が権利化するうえで、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な機関が明らかになるという。

 集計の結果、2016年にもっとも引用された機関は、「産業技術総合研究所(産総研)」。引用された特許数は1,184件であった。産総研でもっとも引用されたのは、「哺乳動物細胞における遺伝子発現の調節」に関する特許。2016年に産総研の特許によって影響を受けた企業は、「東芝」30件、「住友電気工業」27件、「日立製作所」21件の順に多かった。

 2位は「科学技術振興機構(JST)」で505件。もっとも引用された特許は「トランジスタおよび半導体装置」だった。JSTの特許で影響を受けた件数がもっとも多い企業は、「半導体エネルギー研究所」の28件であった。

 3位は「東北大学」で308件。もっとも引用されたのは、昭和飛行機工業との共同保有である「非接触給電装置」に関する特許だった。東北大学の特許によって影響を受けた企業は、「大日本印刷」12件、「半導体エネルギー研究所」11件など。

 このほか、ランキングには4位に「東京大学」、5位に「東京工業大学」、6位に「京都大学」が入っている。

 なお、「大学・研究機関 他社牽制力ランキング2016」の上位10社は、パテント・リザルトのWebサイトから確認できる。また、ランキングデータは、5万円(税別)で販売されている。

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