大阪府の私立高3生、学校「期待通り」8割超え

大阪府の私立高3生、学校「期待通り」8割超え

在籍する高校は第1志望だったか

 大阪府教育庁私学課は6月28日、平成28年度の私立高校3年生の保護者を対象とした「高校生活満足度調査」の結果を公表した。私立高校選択時に決め手となった項目について、3年間の学校生活において期待どおりだったと肯定する意見が8割以上となった。

 大阪府では、中学校卒業時の進路選択の段階から、子どもの希望や能力に応じて自由に学校選択できる機会を保障することを目的に、私立高校の授業料無償化制度(私立高等学校等授業料支援補助金)を実施している。高校生活に関する満足度調査は、この無償化制度の効果検証の一環として行われる調査で、私立高校3年生の保護者が対象。

 今回の調査は平成28年度の高校生3年生を対象に実施され、各校が選定したクラスに属する生徒の保護者6,806人から回答を得た。回答者の世帯年収は、年収590万円未満世帯が47.7%、590万円以上700万円未満が13.0%、700万円以上800万円未満が10.6%、800万円以上910万円未満が9.7%、910万円以上が19.0%だった。

 在籍する高校について「第1志望であった」回答者は68.3%、「別の公立高校が第1志望」は27.7%、「別の私立高校が第1志望」4.0%だった。在籍する私立高校を選択したときの決め手となったものについては、「希望する学科やコースがある」が15.9%ともっとも多く、「進学指導が充実している」13.7%、「公立高校にはみられない独自の建学の精神がある」12.8%、「クラブ活動が充実している」10.5%が続いた。

 3年間の高校生活を通じて、選択時に決め手となった項目は期待どおりだったかを聞くと、決め手でもっとも多かった「希望する学科やコースがある」では「期待どおり」「どちらかといえば期待どおり」が合わせて85.2%に達した。肯定的な意見がもっとも多かったのは「生徒指導が充実している」93.1%で、全体でみても肯定的な意見の割合は87.2%あった。

 3年間の高校生活を通じて、子どもが成長・向上したと感じている項目を尋ねたところ、もっとも多かったのは「社会生活(社会のルールやマナーを守って生活ができた)」と回答し、「そう思う」「多少そう思う」合わせて93.6%が肯定的だった。そのほかは、「学校生活(校則を守り、規律正しい学校生活ができた)」92.0%、「全体をとおして」91.4%などが高い。

 3年間の高校生活を通じた学校の先生に対する評価で、肯定的な意見がもっとも多かったのは「信頼できる先生であった」の84.3%。「生徒の指導に熱心だった」84.0%、「生徒をよく理解してくれた」80.1%も多かった。一方、「あまり思わない」「そう思わない」という否定的な意見が多かった項目には、「部活動の指導に熱心だった」34.5%、「保護者とよく連絡をとってくれた」31.0%などがあがっている。

 授業料無償化制度について、私立高校の修学に影響があったかを聞くと、85.6%が「制度があったので修学することができた」と回答。高校卒業後の進路選択に関しても、71.2%が「制度があったので、高校卒業後の進路選択ができた」と答えている。

 私立高校ならではの教育を受けるために一定の費用負担額(年額)として妥当な金額を尋ねたところ、「10万円(月1万円程度)」23.3%が最多だった。

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