暑さ指数、過去5年間の平均値以上…熱中症は前年同時期1.4倍

暑さ指数、過去5年間の平均値以上…熱中症は前年同時期1.4倍

全国の暑さの動向の過去5年間の平均との比較

 環境省は8月3日、「平成29年7月24日〜7月30日までの全国の暑さ指数(WBGT)の観測状況および熱中症による救急搬送者数と暑さ指数との関係について(平成29年度第13報)」を発表した。この期間の日最高WBGTの平均値は、過去5年間の平均値以上で、年間でもっとも高い時期を上回る状況が続いた。

 環境省によれば、7月24日から7月30日までの期間、東京都、大阪市、名古屋市、新潟市、広島市、福岡市の6都市の日最高WBGTは、ほぼ連日30度前後となり、過去5年間の平均値を大きく超え、年間でもっとも高い時期を上回る状況が続いたという。

 消防庁発表の速報では、全国的に暑さ指数が高く推移したこともあり、熱中症による救急搬送者の総数は1週間で5,000人を超え、前年の同じ時期の1.4倍となった。死亡者数は8人と多くなっている。

 東北地方と北陸地方も梅雨明けとなり、湿度が高く晴れた日には気温も高く蒸し暑くなる。引き続き、全国的に熱中症への厳重な警戒が必要だ。不要不急の外出、作業を控えること、室内では無理せずエアコンを使うこと、こまめに水分補給や休息をとることなど、体調管理に十分注意すること。

 暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature、湿球黒球温度)とは、熱中症の予防を目的に、1954年にアメリカで提案された指標。気温と異なり、暑さ指数は湿度、熱環境、気温の3つの指標を取り入れ、人体と外気の熱のやりとり(熱収支)に着目している。環境省によると、暑さ指数における温度基準は、25度未満が「注意」、25度以上〜28度未満が「警戒」、28度以上〜31度未満が「厳重警戒」、31度以上が「危険」を示す。

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