興味より単位、保護者の意見に従う大学生が増加…学習・生活実態調査

興味より単位、保護者の意見に従う大学生が増加…学習・生活実態調査

学びの機会(経年比較)

 2008年から2016年の8年間で、グループワークやディスカッションにおいて自分の意見を言う、他者に配慮する大学生が増えている一方、保護者の意見に従う、困ったことがあると保護者が助けてくれると考える大学生が増加していることが、ベネッセ教育総合研究所が8月8日に発表した調査結果より明らかになった。

 第3回大学生の学習・生活実態調査は、全国の大学生1〜4年生4,948人を対象に実施。調査期間は2016年11月〜12月。調査は2008年依頼4年おきに実施しており、今回が3回目にあたる。第1〜3回の結果から、8年間の大学生の学習・生活の実態、行動や意識の変化をとらえることができる。

 「グループワークなどの協同作業をする授業」「プレゼンテーションの機会を取り入れた授業」「ディスカッションの機会を取り入れた授業」を受ける機会が約7割と8年間で15ポイント以上増加しており、アクティブラーニング型の授業を受ける機会が増加している。

 また、「グループワークやディスカッションでは、異なる意見や立場に配慮する」67.4%、「グループワークやディスカッションで自分の意見を言う」58.6%と8年間で10ポイント以上増加しており、自分の意見を言う、他者に配慮する学生が増加している。特に高校時代の探究的な学びの経験が多い学生のほうが、少ない学生よりもグループワークやディスカッションで自分の意見を言うことができると回答した。

 大学教育に対する考えについては、「あまり興味がなくても、単位を楽にとれる授業がよい」61.4%(8年間で12.5ポイント増)、「大学での学習の方法は、大学の授業で指導をうけるのがよい」50.7%(同11.4ポイント増)、「大学生活については、大学の教員が指導・支援するほうがよい」38.2%(同22.9ポイント増)。興味よりも楽な授業を好み、大学の支援・指導を求める声が増加している。

 保護者との関係については、「保護者のアドバイスや意見に従うことが多い」49.7%(8年間で9.6ポイント増)、「困ったことがあると保護者が助けてくれる」57.8%(同16.0ポイント増)。保護者の意見に従う、困ったことがあると保護者が助けてくれると考える学生が増加している。

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