人気高まる「医学部」学費ランキング、値下げや学費負担ゼロも

人気高まる「医学部」学費ランキング、値下げや学費負担ゼロも

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 子どもがなりたい職業でも、子どもに就かせたい職業でも常に人気の高い「医師」。ここ数年は、医学部人気がより高まっているという。

 2008年度(平成20年度)に定員増が開始され、当時7,793名だった医学部定員が、2017年度(平成29年度)には9,420名まで増加。2017年度は国際医療福祉大学に医学部が新設(定員140名)されたこともあり、前年比158名増と大きく増加した。

 人気の医学部であるが、高い授業料が大きな負担として保護者にのしかかる。国立大学の入学金・授業料は他学部と同額のため6年間で350万円ほどだが、私立大学は2,000万円から4,000万と非常に高額だ。

 一方で、学費を値下げする大学もある。藤田保健衛生大学はこれまで3,620万円だった学納金を、2017年度には2,980万円に変更。値下げ額は国立大学6年分の学納金を上回る640万円だ。2008年には順天堂大学が値下げし、長く私大で学費がもっとも安いとされていた慶應義塾大学を下回った。さらには、2017年度に新設された国際医療福祉大学は「学生納付金は私立の医学部で一番安い金額に設定しました。さらに、医学部特待奨学生制度をはじめ、各種奨学金制度を用意し、充実した学費サポート体制を整えています。」と説明する。

 各大学のサイトに掲載されている最新の学生納付金(入学金・授業料等)を安い順に見ていくと、次のようになる。

◆学費の安い医学部10
1 国際医療福祉大学 18,500,000円
2 順天堂大学 20,800,000円
3 慶應義塾大学 21,999,600円
4 昭和大学医学部 22,000,000円
5 東京慈恵会医科大学 22,500,000円
6 自治医科大学 22,600,000円
7 東邦大学医学部 25,800,000円
8 日本医科大学 27,700,000円
  関西医科大学 27,700,000円
10 東京医科大学 29,400,000円

 高い順に見ていくと、下記のとおりだ。もっとも高い大学では、国立大学の13倍となる。

◆学費の高い医学部5
1 川崎医科大学 45,500,000円
2 金沢医科大学 39,500,000円
3 北里大学 38,900,000円
4 埼玉医科大学 37,000,000円
4 兵庫医科大学 37,000,000円

 値下げする大学があるといっても高額な医学部の学費。しかし、学費負担ゼロで医学部を卒業する方法もある。自治医科大学には、学生納付金に入学時学業準備費40万円を加えた金額を貸与する「修学資金貸与制度」がある。この制度では、第1次試験の試験地の都道府県知事が指定する公立病院等に医師として勤務し、一定の条件を満たすと全額返還が免除される。産業医科大学でも、学納金の約6割を貸与する「奨学資金貸与制度」がある。他にも、奨学金を準備している大学は多い。

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