ヒップホップ通じ応援の輪を!ダウン症ダンスチームの挑戦

 各地の子どもたちを取材した「JNN 2017夏 こどものチカラ」です。静岡県沼津市で活動するダウン症の子どもたちを中心としたヒップホップダンスのチームがこの夏、2020年の東京パラリンピックに向けた新たな挑戦を始めました。
 静岡県沼津市の「スマイルズ」。ダウン症の子どもたちを中心にしたヒップホップダンスグループです。およそ1時間のレッスンに月2回参加する子どもたち。1年かけて覚えるダンスは、1曲です。集中力が続かなかったり、みんなで振りを合わせるのが苦手だったり、上達のスピードにも差があります。
 「大丈夫?」
 「大丈夫です」
 「練習しよう」
 「やだ」
 「みんなの元気な姿や楽しんでいる姿を見るとパワーをもらえるとか元気になれるとか、私もやってみたいという人が多くて、元気や楽しさが伝わる」(スマイルズ ダンス講師 戸嶋瑞穂さん)

 スマイルズの目的は、ダンスを楽しむ姿や努力する姿を見てもらい、自分たちを知ってもらうことです。

 「みんな頑張って上手にやっている。びっくりした」(初めてダンスを見た人)

 ダウン症のイメージを変えたいと願うスマイルズ。この夏から新たな挑戦に乗り出しました。

 Q.何をやったんですか?
 「ハンドスタンプ」

 人の手形や足型を組み合わせて、絵を作る、ハンドスタンプアートです。

 「楽しい」

 全国の障害のある子どもたちで作る一つの大きな作品を2020年の東京パラリンピックで飾ろうというプロジェクト。絵を完成させるには10万枚のハンドスタンプが必要ですが、3年ほどかけ、全国から集まったのはおよそ1万6000枚。スマイルズは自分たちのダンスを武器に、より多くの人からスタンプを集めようとしています。

 ハンドスタンプアートの参加条件は「病気や障害を抱える子どもたち」と「それを応援する全ての人」です。ダンスを通じてダウン症の子どもたちを理解してもらい、応援や共感の印としてハンドスタンプをもらいます。

 「障害のある人のことを知るきっかけになって良かった」(ハンドスタンプアートに参加した人)

 これまでにスマイルズが集めたハンドスタンプは38枚。歩みはゆっくりですが、自分たちの小さな手形が一つの大きな絵になるのを楽しみに、子どもたちは踊り続けます。(11日11:40)