愛子さま慣例のティアラ新調せず・・・女性皇族とティアラ輝きの歴史

愛子さま慣例のティアラ新調せず・・・女性皇族とティアラ輝きの歴史

愛子さま慣例のティアラ新調せず・・・女性皇族とティアラ輝きの歴史

12月1日に20歳を迎える天皇・皇后両陛下の長女・愛子さま。

成年を祝う行事は12月1日と5日に行われます。成年を迎えた女性皇族は、新しい「ティアラ」を作る慣例がありますが、宮内庁によると、愛子さまは、新調せず、結婚して皇室を離脱している黒田清子さんのものを借りて祝賀行事に臨まれます。

なぜ、今回、愛子さまは「ティアラ」を作らないのでしょうか。さらに女性皇族と「ティアラ」。受け継がれる輝きの歴史についても詳しく見ていきます。

■愛子さまはティアラを「借用」

良原安美キャスター:

12月1日に20歳の誕生日を迎えられる愛子さま。誕生日の12月1日、そして12月5日に成年を祝う行事を行う予定です。

成年を迎えた女性皇族はティアラを新たに作る慣例があるということなんです。実際に小室眞子さんや佳子さまも成年を迎えた際にはティアラを新調しています。

ところがこのティアラについて今回愛子さまはコロナ禍で国民生活に影響が出ているということで、両陛下と愛子さまが相談し、新調しないことを明らかにしました。そして皇室を離脱した愛子さまの叔母にあたる黒田清子(くろだ・さやこ)さん(天皇陛下の妹)にティアラを借りて今回の行事に臨まれる予定だということなんです。

井上貴博キャスター:

今の世の中の状況に鑑みて、作るのではなく借りるという選択をされるわけですが、やはり常に国民に寄り添ってくださっているんだなということを感じます。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:

小室さんのときの一時金の問題もありましたけれど、やはりコロナ禍で国民の自分の税金がどう使われてるかという意識が強くなっていますからね。そこに配慮されたというのはいいことだと思いますね。

■なぜ成年行事でティアラが必要?

良原キャスター:

ティアラについてさらに詳しく迫っていきたいと思います。まずは、成年皇族になられると、どうしてティアラを新調するのかというところです。TBS報道局解説委員の牧嶋博子さんによりますと「成年皇族は正装での公務が増えるので、ティアラなどが必要になる」とのことで、公務の際にティアラをつける機会があるということです。

このティアラをお召しになるという習慣が始まったのが、明治の昭憲皇太后の頃からということで、国際交流が増えたことが背景にあるようです。昭憲皇太后がつけていらっしゃったティアラは代々受け継がれていて、今、雅子さまが公務の際などにお召しになっているということです。

井上キャスター:

今も受け継がれている?

良原キャスター:

はい、受け継がれているんです。歴史がありますよね。

さらに作るのはティアラだけではありません。成年を迎えられると、ティアラの他にも、ネックレス・ブレスレット・イヤリング・勲章どめ(勲章をとめるブローチのようなもの)、この5点セットを新調することが多いということなんです。愛子さまは今回、黒田清子さんにお借りするものがティアラの他にもあるようなんですが、どれがお借りするもので、どれを新調するかというのは明らかになっていません。

では実際にどんな公務のときにティアラを身につけるんでしょうか。例えば「新年祝賀の儀」。毎年1月1日に皇居で天皇皇后両陛下が皇族方を始め、衆参議長、国務大臣、その他外交使節団の長などから新年の祝賀をお受けになる儀式があるのですが、その際、女性皇族の皆さんはティアラをお召しになられます。他にも、朝見の儀(節目の行事や結婚の際に皇族方が両陛下にあいさつをする儀式)や宮中晩餐などの際にはティアラをお召しになることが多いということです。

■小室眞子さんは?佳子さまは?

良原キャスター:

女性皇族のみなさんがつけているティアラは実は少しずつデザインが違っているんです。まずは小室眞子さんのティアラについて見ていきます。眞子さんのティアラは「和光」の物だということです。ティアラ・ネックレス・ブレスレット・イヤリング・勲章どめの5点セットで総額2856万円。このティアラは競争入札を行って宮廷費(公費)で製作されたということなんです。ですので、結婚後は皇室を離れたため返却され、現在は宮内庁が保管しているということでした。

続いて、佳子さまのティアラです。佳子さまのティアラは「ミキモト」のものです。5点セットで総額2793万円です。この佳子さまのティアラについては、初めて公募でデザインを含めて審査をして作られたということなんです。こちらも宮廷費で製作されていて、ご結婚ということがあれば、宮内庁に返却される予定だということです。

井上キャスター:

和光にしてもミキモトにしても、ぜひ我が社で、という思いはありますでしょうね。

ホランキャスター:

こういった宝飾品を作る企業は、もうどこもそう思われるんじゃないですかね。でもなかなかティアラをオーダーメイドで作るという経験は一般にはないですから、企業としても、もう腕の見せ所といいますか。

井上キャスター:

確かに一般的に言うとティアラを作るっていうことは・・・買うっていうことはあるのか・・・?

ホランキャスター:

結婚式などで、もしかしたら衣装として借りることはあっても、なかなか聞いたことないですよね。

■なぜ黒田清子さんのティアラを?

良原キャスター:

ちなみに黒田清子さんのティアラはミキモトのものということでした。

そして清子さんのティアラは当時の天皇ご一家の生活費(内廷費)で作られていますので、宮内庁には返却されず、今も清子さん所有のものとなっています。ですので、「借りる」という表現になっているんですが、どうして今回愛子さまは黒田清子さんのものを借りることになったんでしょうか?皇室ジャーナリストの山下晋司さんによりますと、「ティアラにも“格”のようなものがあるのでは」ということなんです。「黒田清子さんも“陛下の娘”のときにティアラを作っており、同じ境遇、格式ということで選んだのでは」ということでした。

今回愛子さまが新調するものもあります。それがドレスです。襟元が詰まったタイプの「ローブモンタント」というタイプのドレス。そして、デコルテ、襟元が開いたローブデコルテというドレス、こちらは新たに作って、今回の成年を祝う行事で初めて着用される予定だということでした。

ホランキャスター:

ティアラを内廷費にするのか、宮廷費にするのかの違いというのは、どういったところで変わってくるんですか?

星浩スペシャルコメンテーター:

黒田清子さんは、自分の判断で内廷費(生活費)の中から作ったという話を聞きますね。

ホランキャスター:

個人的にしたければできる?

星浩スペシャルコメンテーター:

ということだと思います。ですから返還しなくてもいいんですけど、その分今回は貸すことになった、というような話を聞きましたね。

井上キャスター:

このニュースを聞いたときに、愛子さまは黒田清子さんのお召しになっていたティアラのデザインが気に入ったのでそれに、ということかと思っていたんですけど、そんなことではないんですね。「格」があるんですね。

星浩スペシャルコメンテーター:

ルールが・・・直系のお嬢さんだ、ということなんでしょうね。

ホランキャスター:

でもね、きっとお気に入りの部分もあるんだと思いますけどね。(17日17:33)