症状はかぜ?せき、鼻水、倦怠感、オミクロン株の症状、調査結果

症状はかぜ?せき、鼻水、倦怠感、オミクロン株の症状、調査結果

症状はかぜ?せき、鼻水、倦怠感、オミクロン株の症状、調査結果

オミクロン株の症状について、様々な調査がありますが、ノルウェーの患者81人を対象にした調査の結果が分かっています。

割合の症状から順に「せき」83%、「鼻水・鼻づまり」78%、「けん怠感」74%、「のどの痛み」72%、など。一見すると「かぜ」に似たような印象も受けます。

しかし、従来のかぜやインフルエンザと異なるのが「後遺症」です。一定の割合で、1年後や半年後もなお「後遺症」に悩んでいるケースが確認されています。

今わかっているオミクロン株について、専門家にききました。

■東京 陽性者 前週の約8倍

日比麻音子キャスター:

1月10日の新型コロナウイルス新規陽性者は全国で6438人確認されました(10日午後6時半時点・JNNまとめ)。

<各地の新規陽性者数>

沖縄:779人

福岡:214人(3日連続200人超え)

広島:672人(4日連続過去最多)

大阪:499人

愛知:241人

神奈川:519人

埼玉:292人

千葉:256人

東京:871人

東京の陽性者数の推移ですが、1月8日は1224人、9日は1223人と2日続けて1200人を超えました。10日は871人ということですが、それでも1月1日の79人と比べると、10倍以上になっています。

9日、小池百合子都知事は、「オミクロン株の疑いの比率は、すでに75%を超えているだろうという見方ができる」と話しています。

ホラン千秋キャスター:

東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科部長の寺嶋毅医師に伺います。新型コロナウイルスの陽性者が急激に増えていますが、寺嶋さんの病院では現在新型コロナの患者さんたちはどのような状況ですか?

寺嶋医師:

まだ入院患者の数はそれほど増えていません。一方で自治体によっては医療従事者などエッセンシャルワーカーの感染者や濃厚接触者の数が増えて、業務に支障をきたしているように、我々の周囲でも、その感染力の高さによる業務への影響というのを実感しております。

ホランキャスター:

医療関係者が新型コロナウイルスにかかってしまうとだいたい何日間ぐらい休むんですか?

寺嶋医師:

症状があったりすると10日ですし、濃厚接触者ですと、10日〜14日ということになります。

ホランキャスタ−:

かなり影響がありそうですね。

井上貴博キャスター:

これから軽症者がかなり増えていくだろうということが予想される中で、入院の必要のない方は自宅療養でという流れが大切になってくると言われていますが、現状、入院が必要な方と必要でない方、判断基準はどうなっているんでしょうか?

寺嶋医師:

これはやはり重症度によります。酸素吸入が必要な方は入院して酸素吸入や薬物治療によってさらなる重症化を予防するということになると思います。

井上キャスター:

酸素吸入が必要でないと判断されると施設などへ、ということですか。

寺嶋医師:

ホテルなどの隔離施設であったり、自宅療養というケースもあると思います。

■症状は“かぜ”に近くなった?

日比キャスター:

ではオミクロン株の具体的な症状について、ノルウェーで行われた調査の結果です。調査はパーティーに参加して集団感染した患者81人に対して2021年11月に行われました。

<オミクロン株の症状>

せき:83%

鼻水・鼻づまり:78%

けん怠感:74%

のどの痛み:72%

頭痛:68%

発熱:54%

味覚障害:23%

無症状:1%

無症状の方は1%だけということで、ほとんどの方に症状が出たことがわかっています。ただ12月13日の時点で、この81人のうち入院を必要とした症例はないということもわかっています。

では日本におけるオミクロン株の症例はどうなのか、厚労省アドバイザリーボードの脇田隆字座長によると「かぜに近い症状が多い」ということなんですが、現在は若い人の感染が多く、軽症者が多い。ただ今後、感染が高齢者などに広がった場合には、重症者が増加する可能性もあると懸念を示しています。

具体的に埼玉・ふじみ野救急病院の状況を見ていきますと、オミクロン株の陽性者が8人入院しています。その内5人(ワクチン接種済み)は軽症。発熱や咽頭痛などの症状があるそうです。そして2人(ワクチン接種済み)が「中等症1」ということで肺炎などの症状が出ています。残りの1人は「中等症2」。この方はワクチン接種をしていない27歳の女性です。肺炎を患っていて酸素投与が必要な症状が出ているということです。

■後遺症に悩むケースも

新型コロナウイルスで懸念されているのが、後遺症です。かぜと症状が似ていても、後遺症が続いていくというのが一つ特徴として挙げられます。

2021年11月に発表された東京・世田谷区の調査(回答3710人)では48.1%の方に後遺症がありました。無症状だった人でも27.5%が、軽症だった人も61.3%が後遺症があったと答えています。

そして後遺症が長く続いたというケースもありました。

<半年後後遺症があった>

男性:22.2%

女性:19.3%

<1年後後遺症があった>

男性:3.6%

女性:3.5%

後遺症が長引くということも懸念されています。

ホランキャスター:

一言にまとめることはできないと思うんですが、今データにあったような後遺症が残るケース、新型コロナウイルスは多いと考えるべきなんでしょうか。

寺嶋医師:

例えばかぜやインフルエンザなどに比べると、やはり後遺症は多いような印象があります。

井上キャスター:

後遺症ですが、オミクロン株については今のところ目立った例というのは出てきてないという認識でいいんでしょうか?

寺嶋医師:

オミクロン株は出てきて間もないので、まだ後遺症について検討する時期にも入っていないと思います。ただし、これまでいろんな変異株が出てきて「変異株によって後遺症が異なる」という報告があまりないので、もしオミクロンも同様に後遺症というのがあるとすると、そして初期の頃、無症状・軽症であっても後遺症に悩むケースもありますから、そうすると感染者数が多くなると後遺症に悩むケースも多くなることが心配されると思います。

ホランキャスター:

無症状で後遺症があるということは後から症状が出てくるということなんでしょうか?

寺嶋医師:

例えば濃厚接触者として検査して陽性になって入院して、その後退院してから症状が出るということもありました。(10日18:38)