死者は7人のみ!台湾「コロナ封じ」に成功した驚異の対応力

死者は7人のみ!台湾「コロナ封じ」に成功した驚異の対応力

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 世界各地で、再び猛威を振るうコロナウイルス。感染拡大が止まらないヨーロッパでは、フランスやイギリスが二度目となるロックダウンを実施した。各国で新規感染者が過去最高を更新するなど、予断を許さない状況が続いている。

 そんな中にあって、「世界で最もコロナ対策に成功した国」と賞賛されているのが、蔡英文総統が指揮を執る台湾だ。

「台湾国内での感染者は4月3日が最後で、200日連続で感染者ゼロを継続しています。2300万人以上の人口を抱えながら、死者はたった7人。海外からの帰国者に陽性反応が出るケースは今もありますが、それでも感染者総数は600人に届きません」(全国紙台北支局記者)

 台湾は、なぜかくも完璧な封じ込めに成功しているのか。同じ島国の台湾のコロナ対策からヒントを得るべく、『週刊大衆』は現地の人々に話を聞いた。

 台北在住の女子大生、?淑惠さんはこう言う。

「私たち市民の基本的な対策は、おそらく同じです。手洗い、うがい、マスクの着用、消毒、ソーシャルディスタンス……。ただ、バスや地下鉄など、公共の交通機関はマスク着用が義務化されていて、違反すると最高1万5000台湾元(約5万4000円)の罰金が科されます。また、感染者と接触があった場合、2週間の在宅隔離となりますが、勝手に外出すると最高で100万台湾元(約360万円)の罰金を払うことになります」

 台湾政府が違反者に厳しい姿勢で臨むのは、03年に37人の命を奪ったSARS(重症急性呼吸器症候群)対策での苦い経験からだ。

 台北市内で貿易会社を経営する李家豪氏は、当時を思い出して次のように語る。

「中国から台湾にSARSが持ち込まれ、国中がパニックに陥った。政府は対策を打てず感染が広がってね……。市内の和平病院では大規模な院内感染が起き、患者からスタッフまで強制隔離されたんだ。彼らが泣き叫ぶ姿をニュースで見たときの衝撃は、今も忘れられない。でも、あの失敗があったから今回、政府の動きは早かったと思うよ」

 台湾のコロナ対策の柱は「関鍵三布局」。日本語に訳せば「3つの要点」で、「素早い対応」「先手を打った展開」「慎重な態度」がそれにあたる。

「SARSの失敗から学んだ台湾の保健当局は、昨年12月末という流行のごく初期に、中国・武漢からの渡航者全員に独自に検疫を実施し、関係省庁が連携を取った。1月21日に最初の国内感染者が出た段階で、すぐ中国本土からの入国を禁じ、感染者を隔離。スマートフォン経由で感染経路を突き止め、接触の疑いのある人に警告のメールを送るなど、世界が驚くほど手際のよい対応でした」(前出の台北支局記者)

 この続きは現在発売中の『週刊大衆』11月23日号で。

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