就活学生の名や学歴情報、「ボード」で閲覧できる状態に

 仕事の進み具合などの管理に使えるインターネットの業務管理サービス「Trello(トレロ)」で、一部の利用者が書き込んだ個人情報などが、誰でも閲覧できる状態だったことがわかった。情報を閲覧できる範囲の設定を「公開」にしたことが原因。閲覧できた情報に就職活動中の学生の氏名や学歴なども含まれており、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が注意を呼びかけている。

 このサービスは、オーストラリアのIT企業アトラシアン社が提供。「ボード」と呼ばれるページに、文書や画像などを付箋のように貼り付け、複数人で情報を共有できる。無料で利用できるうえ、仕事の進み具合や実施する業務内容を整理するのに役立つとして、世界で5000万人以上の利用者がいるという。

 ネット上では、個人や企業の業務スケジュールや預金口座番号、個人の運転免許証の画像などが閲覧できたほか、企業がボードに投稿した就職活動生の氏名や電話番号なども見られる状態だった。ツイッターで「ボードの内容が閲覧できる」という投稿が拡散しており、多数が閲覧した可能性がある。

 ボードの初期設定は「非公開」だが、利用者が「公開」を選べば誰でも閲覧でき、検索エンジンの検索結果にも内容が表示される。多くが意図せずに「公開」に設定していたとみられる。

 NISCは利用者らに対し、公開範囲の設定の確認を呼びかけている。

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