児童5人死傷、運転手を危険運転致死傷罪で起訴…千葉地検「居眠り状態示す証拠ある」

児童5人死傷、運転手を危険運転致死傷罪で起訴…千葉地検「居眠り状態示す証拠ある」

梅沢洋容疑者(中央)の立ち会いのもと行われた現場検証(12日午前11時5分、千葉県八街市で)=須藤菜々子撮影

 千葉県八街(やちまた)市で下校中の児童5人がトラックにはねられ死傷した事故で、千葉地検は19日、同市、運転手梅沢洋(ひろし)容疑者(60)を自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死傷)で千葉地裁に起訴した。地検は、梅沢容疑者が車内で飲んだ酒の影響で居眠り運転し、事故を起こした行為が危険運転致死傷罪にあたると判断した。

 起訴状などによると、梅沢容疑者は6月28日午後2時55分頃、千葉市花見川区の京葉道路幕張パーキングエリアで、停車した車内で飲酒。約30分後、八街市内の市道を時速約56キロで走行中、酒の影響で居眠り状態に陥り、道路左側の電柱に衝突した後、前から歩いてきた市立朝陽(ちょうよう)小学校の児童の列に正面から突っ込んで死傷させたとしている。

 捜査関係者によると、トラックは緩やかに左に曲がりながら電柱に衝突し、事故を回避する動きをしないまま児童たちをはねた。真田寿彦・次席検事は「居眠り状態を示す客観的な証拠がある。危険運転に問うべきだと判断した」と述べた。

 事故では、男児2人が死亡し、女児1人が意識不明の重体、男児2人が重傷を負った。梅沢容疑者は過失運転致傷容疑で現行犯逮捕され、罰則の重い危険運転致死傷容疑で送検された。

 亡くなった児童の遺族は19日、代理人を通じ、「裁判では被告に正直に話してもらい、事件の真相が明らかになることを望んでいます」とのコメントを出した。

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