「ズッコケ三人組」児童文学作家の那須正幹さん死去…79歳

「ズッコケ三人組」児童文学作家の那須正幹さん死去…79歳

ズッコケ三人組那須さん死去

「ズッコケ三人組」児童文学作家の那須正幹さん死去…79歳

作家の那須正幹さん(2019年9月13日撮影)

 「ズッコケ三人組」シリーズで知られる児童文学作家の那須正幹(なす・まさもと)さんが22日、肺気腫のため死去した。79歳だった。告別式は後日、近親者で行う。

 広島市生まれ。大学卒業後、サラリーマンや実家の書道塾の手伝いを経て児童文学の創作を始め、1972年に「首なし地ぞうの宝」でデビューした。78年の「それいけズッコケ三人組」から始まる「ズッコケ三人組」シリーズは、小学6年の男子3人が活躍する痛快な児童向け作品で、学校を主な舞台としつつ、社会的なテーマも取り入れた。2004年の「ズッコケ三人組の卒業式」まで全50巻が刊行され、累計2500万部のベストセラーに。大人になった3人を描いた続編も加えると、シリーズは全61巻に達した。

 同シリーズの創作活動で00年、巌谷小波文芸賞。同年には「ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー」で野間児童文芸賞も受けた。

 3歳の時に広島の自宅で被爆した経験から、原爆を扱った作品も多い。被爆者の戦後を描いた「ヒロシマ」3部作で12年、日本児童文学者協会賞。江戸時代を舞台にした「お江戸の百太郎」シリーズなども執筆した。

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