雄親失い保護されたコウノトリのヒナ、放鳥1時間半後に感電死

雄親失い保護されたコウノトリのヒナ、放鳥1時間半後に感電死

木箱から放たれ、飛び立つコウノトリのヒナ(兵庫県朝来市で)

 兵庫県朝来市内の人工巣塔で4月に保護されたコウノトリのヒナ3羽が20日、同市山東町大月で放鳥された。

 いずれも雄で、同市和田山町久田和の人工巣塔で順次孵化(ふか)したが、近くの水路で大けがを負って見つかった雄親が死亡した。

 雌親だけの子育ては難しく、県立コウノトリの郷(さと)公園(豊岡市)が保護し、ベテランのペアのコウノトリが親代わりとして育ててきた。

 保護された時には450〜800グラムだった体重も5〜5・3キロとなり、巣立ちの時期を迎えていることから同園は自然に戻せると判断。同じ朝来市内の田んぼで、カエルや昆虫などが捕獲できるこの時期に放つことにした。

 放鳥には、コウノトリの観察や生息環境の保全に取り組んでいる市立東河小の児童や住民ら100人あまりが立ち会った。

 このうち1羽は約1時間半後、約500メートル離れた同市山東町和賀の電柱で感電死した。同公園によると、飛び立とうとして羽を広げた際、落雷の異常電流から送電線などを守る設備に体が触れたらしい。

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