緊急事態延長「これで最後にして」、切実な声…都内では「宣言慣れ」も

延長続き「宣言慣れ」を懸念

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が延長され、東京都での発令期間は、過去最長の81日間となる見込みだ。飲食店からは「これで最後にしてほしい」と切実な声が上がる。自治体や業界団体は、協力金を迅速に支給したり、店員らへのワクチン接種を強化したりして店側を支える。

■もう少し頑張る

 13日午後6時、東京都世田谷区の日本料理店では、店ののれんが片付けられていた。7月12日に4回目の宣言が発令されてからは、酒類提供を自粛し、午後5時半から同8時までの時短営業をしている。食品ロスを防ぐため、夜の営業は2時間程度かかるコース料理に絞り、午後6時までに客が入らなければ店じまいをする。

 店主の男性(46)は「平日の半分は開店休業の状態。延長はこれで終わりにしてほしい」と険しい表情で話した。

 売り上げは、コロナ禍前の半分以下。それでも、昨年5月の一時期を除いては昼と夜の営業を続けている。「休業をした方が経営は楽になるが、お客さんが戻ってきた時に腕が鈍っていては申し訳ない。もう少しだけ頑張りたい」と話す。

■宣言に飽き飽き

 東京都では今年1月から、断続的に宣言かまん延防止等重点措置が出されている。対象外だったのは1月1日〜7日と3月22日〜4月11日のわずか28日間で、「宣言慣れ」が懸念されている。

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