都立高の水泳授業で危険な飛び込み、教諭に罰金100万円判決…生徒に重い障害残るけが

都立高の水泳授業で危険な飛び込み、教諭に罰金100万円判決…生徒に重い障害残るけが

東京地方裁判所、東京高等裁判所

 東京都立墨田工業高校(江東区)で2016年7月、水泳の授業中に危険な飛び込みをさせ、高校3年生だった内川起龍(きりゅう)さん(23)に重い障害が残るけがを負わせたとして、業務上過失傷害罪に問われた高校教諭・松崎浩史被告(49)に対し、東京地裁は22日、求刑通り罰金100万円の判決を言い渡した。鏡味(かがみ)薫裁判官は「被害者が四肢を自由に動かせなくなった結果は重大だ」と述べた。

 判決によると、被告はプールのスタート台から前方約1メートル、高さ約71センチ以上の場所に差し出したデッキブラシを跳び越えるよう、内川さんに指示。頭部をプールの底に打ち付けさせ、頸髄(けいずい)損傷などのけがを負わせた。

 判決は、被告の指導法は専門的な知見に基づかない思いつきだった上、他の生徒から危険性を指摘されたにもかかわらず、指導を続けたとし、「教諭としての過失は相当に重い」と批判した。

 この事故では、東京区検が被告を略式起訴したが、東京簡裁が「不相当」と判断し、同地裁で正式裁判が開かれる経過をたどった。

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