スマホにあった動画撮影日、実は事件2か月前…マンション侵入事件で被告の起訴取り消し

スマホにあった動画撮影日、実は事件2か月前…マンション侵入事件で被告の起訴取り消し

大阪府警

 大阪地検は22日、マンションに侵入したとして邸宅侵入罪で昨年10月に在宅起訴した被告の起訴を取り消したと発表した。侵入した日時を間違えるミスがあり、正しい日時だと公訴時効が成立していたという。

 関係者によると、被告の男(30)は2017年11月12日深夜、大阪市内のマンション1階の出入り口から共用部分に侵入したなどとして、昨年10月16日、邸宅侵入を含む計4件の罪で在宅起訴された。

 府警は侵入時期について、男のスマートフォンに残されていた動画の撮影日時から特定したとしていた。男は当初から「記憶にない」と否認していたという。

 男の弁護人の赤嶺雄大弁護士によると、起訴後に府警が改めて調べたところ、撮影日は17年9月だったことがわかったという。邸宅侵入罪の公訴時効は3年。男を起訴した昨年10月の時点で、時効が成立していたことになる。

 地検の松居徹郎公判部長は「当時から証拠の分析、精査をしっかりしていたら起訴することはなかった。二度と起きないよう指導を徹底する」と述べた。赤嶺弁護士は「経緯を解明し、再発防止策を検討すべきだ」とのコメントを出した。

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