対馬で盗まれた仏像、「倭寇に略奪」と所有権主張の韓国内訴訟に被害者の寺が出廷へ

対馬で盗まれた仏像、「倭寇に略奪」と所有権主張の韓国内訴訟に被害者の寺が出廷へ

「観世音菩薩坐像」(対馬市教委提供)

 2012年に長崎県対馬市の観音寺から盗まれた仏像「観世音菩薩坐像(かんぜおんぼさつざぞう)」を保管する韓国政府に対し、同国の浮石(プソク)寺が所有権などを求めた韓国内の訴訟で、観音寺側が韓国政府の参考人として出廷する意向を伝えた書類を今月、日本の外務省に送ったことが分かった。

 観音寺によると、外交ルートを通じて韓国政府から観音寺に裁判参加を促す書面が昨年12月に届いていた。前住職の田中節孝さん(75)は23日、本紙の取材に対し、「出廷日は分からないが、盗んだものは返してほしいと主張する」と語った。

 仏像は長崎県指定の有形文化財で、韓国人窃盗団に12年10月に盗まれた。浮石寺は「仏像は14世紀に倭寇(わこう)によって略奪された」と所有権を主張し、韓国政府を相手取って訴訟を起こし、審理が続いている。

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