イルカ4頭連続死の飼育プール、外気温との温度差緩和へ日よけ・防風壁設置

 新潟県の上越市立水族博物館(愛称・うみがたり)でイルカ4頭が相次いで死んだことを受け、同市は、原因となったとみられる外気温と飼育プールの水温の温度差を緩和するための日よけや防風壁の設置作業を完了した。

 同館は2018年の開館当初、イルカ6頭を飼育していたが、約2年間で4頭が死んだ。専門家による検証委員会が、飼育プールに日よけや防風壁などがなく、「自然環境に対する施設上の防御不足」で外気温と水温の温度差が大きくなり、イルカが適応できなかったことが連続死につながった可能性があると指摘した。

 これを受け、市は今夏、2640万円をかけてプールに日よけを設置。日陰部分では外気温が低くなる傾向が確認され、市教育委員会教育総務課は「一定の効果があった」とみている。

 冬季は季節風を防いで外気温の低下を抑えるため、1760万円を費やして防風ネットとガラス壁を設置したほか、プールの水位を1メートル下げて20日から運用している。今後、防風壁の効果についても検証する。

関連記事(外部サイト)