携帯とメモを手に不安そうな女性、行員らは「銀行から電話しない」と説明…詐欺防ぐ
2022年05月15日 06時14分 読売新聞

茨城県警察本部
ニセ電話詐欺の被害を防いだとして、茨城県警古河署は10日、銀行支店と副支店長(51)、支店営業課の女性(23)に感謝状を贈った。
支店営業課の女性は4月1日昼頃、支店フロアで携帯電話とメモ用紙を手に不安そうな表情を浮かべた女性客(69)に気付き声をかけた。女性が「市役所と銀行から電話があり、介護保険の払戻金があるのでATM(現金自動預け払い機)に行ってくれと言われた」と話したため、支店営業課の女性は副支店長に報告。副支店長は「市役所や銀行が電話をすることはない」と女性に説明し、詐欺を防いだ。
古河署の堀越悌一署長から感謝状を受け取った支店営業課の女性は「気づいてすぐに声をかけてよかった。詐欺があるとは聞いていたが、こんなに身近なものとは」と話していた。
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