特急「かもめ」がラストラン、鉄道ファン「有明海のぞむ景色が好きだった」

特急「かもめ」がラストラン、鉄道ファン「有明海のぞむ景色が好きだった」

大勢の人たちに見送られて長崎駅を後にする在来線特急「かもめ」(23日午前0時32分、長崎市で)=秋月正樹撮影

 23日の西九州新幹線の開業に伴い、博多―長崎間の在来線特急「かもめ」は運行を終えた。22日は、有終の美を飾るかもめをひと目見ようと、沿線や駅に多くの人が集まり、半世紀近く地域で愛された列車との別れを惜しんだ。

 JR九州によると、「かもめ」は1937年から東京―神戸間で運転された特急「鴎(かもめ)」がルーツとされる。旧国鉄時代の76年に博多―長崎間で運行を開始。現在の885系と787系は「白いかもめ」と「黒いかもめ」の愛称で親しまれた。

 「ラストラン」となる博多発の最終列車(885系)が23日午前0時17分頃、長崎駅に姿を現すと、人々は写真や動画に収めたり、小旗を振ったりして迎えた。最終列車に乗車した熊本市の大学3年(21)は「有明海をのぞむ景色が好きだった。長い間お疲れさまでしたと感謝を伝えました」と話した。

 23日以降、かもめの名称は新幹線に引き継がれ、特急の車両は博多―武雄温泉間を走る特急「リレーかもめ」などとして運行する。

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