小学校に教科担任、高校普通科を改革…文科相

"小学校に教科担任制"検討へ

 柴山文部科学相は17日午後、小学校から高校までの指導体制の改革について検討するよう中央教育審議会(中教審)に諮問した。小学校高学年に、各教科を専門の教員が教える「教科担任制」を導入することや、高校の普通科を専門性の高い学科に転換することなどを想定している。

 小学校では、学級担任がほぼ全教科を教える「学級担任制」が一般的だ。諮問では、小中学校の9年間を一体的にとらえ、「児童生徒の発達の段階に応じた」学級・教科担任のあり方を検討するよう求めた。指導力向上が期待される一方、これまで以上に教員数が必要になるといった課題も指摘されており、中教審で導入の可能性を議論する。

 諮問ではほかに、「生徒の能力を伸ばすための高校普通科の改革」も盛り込まれた。高校の普通科について文系、理系の横断的な学びの促進や、地域の課題解決に取り組むなど、専門分野を明確にする方向で検討する。

 中教審は今夏「新しい時代の学校の在り方特別部会」を設置し、約1年かけて中間報告を発表し、2020年末にも答申をまとめる予定だ。