恒例行事25件、多忙な「皇嗣」公務スタート

恒例行事25件、多忙な「皇嗣」公務スタート

鳥取空港に到着された秋篠宮ご夫妻(17日午前11時3分、鳥取市で)=浜井孝幸撮影

 秋篠宮ご夫妻は17日午前、全国「みどりの愛護」のつどいに出席するため、鳥取県に入られた。代替わり後の初めての地方公式訪問で、皇太子待遇の皇嗣こうしとして多忙な公務が本格スタートした。

 午前11時頃、鳥取空港に到着したご夫妻は、歓迎する市民らに笑顔で手を振り、車に乗り込まれた。訪問は2日間の日程で、午後には鳥取市の県立鳥取盲学校を訪問し、18日は「みどりの愛護」の式典に出席して緑化運動の功労者をねぎらわれる。

 「みどりの愛護」は、自然を愛した昭和天皇の崩御に伴って制定された「みどりの日」にちなんだ行事で、1990年の第1回式典には上皇ご夫妻が出席された。第2回以降は都道府県の持ち回りで、皇太子時代の天皇陛下が出席されてきた。

 代替わりに伴い、秋篠宮さまは「みどりの愛護」など陛下が皇太子として担ってきた5行事を受け継がれた。さらに筆頭宮家として引き続き皇室とのゆかりの深い公務を担い、日本動物園水族館協会の総裁など生物学者としての知見を生かした公務にも取り組まれる。

 宮内庁は、代替わり後の秋篠宮さまの負担が過大になることに配慮し、一部の公務を長女眞子さまらに引き継ぐことを決めた。それでも秋篠宮さまの毎年恒例行事は25件に上り、皇太子時代の陛下の10件を大きく上回っている。

 側近トップの加地隆治・皇嗣職大夫は16日の定例記者会見で「行事の趣旨や所管官庁の重複などの観点を踏まえ、今後も一つ一つの行事を見直していく必要がある」と説明した。