自分は最低な人間・被害者をかわいがってきただけにつらい…加害4教諭が謝罪コメント

 神戸市立東須磨小学校の教諭4人が後輩の男性教諭(25)にいじめや暴行を繰り返していた問題で、16日夜、同校で保護者向けの説明会が開かれた。仁王美貴校長らがいじめの具体的な内容や、今後の学校の対応などについて説明し、加害教諭4人の謝罪コメントも読み上げられた。

 説明会は非公開。保護者ら約400人が出席し、午後7時から2時間40分にわたって行われた。関係者によると、保護者からは「説明が不十分だ」「加害教諭が直接、子どもや保護者の前で謝罪すべきでは」との声が相次ぎ、「子どもが怖がって学校に通えなくなっている」という切実な訴えもあったという。

 学校側は冒頭、被害を受けた男性教諭や加害教諭4人への聞き取り内容と、被害教諭への嫌がらせ行為などについて説明。その中で、4人が激辛カレーを無理やり食べさせる動画に映っていた家庭科室の改修や、PTAと協力し、児童が楽しめる企画を開く方針を示した。これに対し、保護者からは「改修費用はどこから出すのか」といった意見が出たという。

 また、加害教諭4人のコメントを公表。市教委の担当者が「いけないこと(が何か)を教える立場の私が加害者の側に立ち、混乱と不安を与えてしまった。信頼を裏切ってしまった」など、謝罪の言葉を読み上げた。複数の保護者から4人の出席を求める声も上がったが、学校側は「心身ともに体調が悪く、保護者の前に立たせられない」と拒否したという。

 終了後、仁王校長と市教委の担当者が報道陣の取材に応じた。仁王校長は、問題発覚後、児童4人がショックで不登校となり、うち2人は現在も学校を休んでいることを明かした上で、「児童の心のケアや正常な学校運営に向けて対策を講じる」との方針を示した。また、スクールカウンセラーを常駐させ、臨時の家庭訪問や個別面談を実施して、児童、保護者と密に連携できる体制作りを急ぐという。

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 「不信感がさらに募った」――。説明会に出席した保護者からはあいまいな回答を続ける学校側の対応に怒りの声が相次いだ。

 4年生女児の母親は、「前回(3日)の説明会から内容がほとんど変わっていない。その後の報道で出ている嫌がらせについて、説明を求めたが『調査中』と答えるばかり」と憤り、「子どもがニュースで(嫌がらせの)行為を目にできる状態で、子どもに聞かれたらどう説明しろというのか」と声を荒らげた。

 30歳代の保護者も「参加者の中には、子どものことを心配して泣き出す人もいた」と話し、「この説明会で何をしたかったのか。子どものためにも、早くこの問題を終わりにしてほしいのに、結局、何も解決しなかった」と不満をあらわにした。

 

◆加害教諭4人の謝罪コメント(一部抜粋)

 A男性教諭(30歳代)

 このようなあってはならない事態をひきおこして申し訳ない。被害男性のご家族のみなさまにも直接会って謝罪したい

 B男性教諭(30歳代)

 相手への配慮に欠ける言動に、自分は最低な人間だと実感した。社会人として、人間として恥ずべきことだと考えている

 C男性教諭(30歳代)

 東須磨小の児童は素直で明るいので、そこを伸ばしてほしいと願っている。ただ、今回の私の行為で成長の邪魔をしてしまった

 D女性教諭(40歳代)

 自分の行動が間違っていることに気付かず、被害男性が苦しんでいる姿を見ることは、(今まで)かわいがってきただけに本当につらい