被害女性は「おっとりした印象」「トラブル聞いたことない」…新潟刺殺

被害女性は「おっとりした印象」「トラブル聞いたことない」…新潟刺殺

(写真:読売新聞)

 「まさか、こんなことになるなんて――」。新潟市中央区のJR新潟駅万代口前の繁華街で15日夜、雑居ビルに入居する飲食店に勤務する新潟市秋葉区北上新田、飲食店従業員石沢結月(ゆづき)さん(20)が、店の近くで待ち伏せしていたとみられる知人の男に刺殺された。突然の悲報に、同級生らは涙をこらえきれなかった。

 県警は16日、石沢さんの知人で住所、職業不詳、埼玉県上尾市出身の斎藤涼介容疑者(25)について殺人容疑で逮捕状を取り、全国に指名手配した。

 捜査関係者によると、斎藤容疑者は15日午後8時55分頃、雑居ビルの踊り場付近で、出勤してきた石沢さんの胸などを刃物で複数回刺して殺害した疑い。斎藤容疑者は、石沢さんを待ち伏せていた可能性があるという。

 事件直後、現場周辺は警察の規制線が張られ、騒々しい雰囲気に包まれた。同じビルの別の階で働く飲食店従業員の50歳代女性は、「突然、『ギャー』という女性の悲鳴が聞こえた。何が起きたのか分からなかった」と驚いた様子だった。

 石沢さんと保育園から中学校まで一緒だったという女性(19)は「身近な人がこんなことになるなんて」と言葉を失った。女性によると、石沢さんは中学時代、合唱部に所属。静かでおとなしい性格だったという。高校進学後、髪を染めて化粧をするなど、明るい雰囲気になったという。

 中学時代に同級生だった女性は「信じられない、人間関係のトラブルがあったなんて聞いたことがない」とぼう然とした様子。おっとりとした印象で、異性よりも同性の友人が多かったという。「中学生の頃からファッションや美容、アイドルに興味があるようだった。なんでこんなことになったのか」と悔やんだ。

 石沢さんの自宅近くに住む40歳代の女性は「品の良い落ち着いた印象の女性だったのにとても残念」と悼んだ。